中国国防省は19日、米国による111億ドル規模の対台湾武器売却計画に強く反発し、中国軍が訓練を強化し「国家の主権と領土の一体性を守るため強力な措置を講じる」との声明を発表しました。国防省は米国に対し、台湾への武器売却を即座に停止し、「台湾独立」勢力を支持しないという約束を具体的に守るよう求めました。今回の売却計画は過去最大規模であり、中国側は米国が約束を反故にし台湾独立を助長していると非難しています。

また、人民解放軍が即応態勢を一段と強化し、国家主権を守るための措置を講じると強調しましたが、具体的な内容については言及されませんでした。

このニュースについては批判が必要です。現在の米中関係における対台湾武器売却問題は、単なる外交的対立を超え、より深刻な国際問題として顕在化しています。米国の武器売却は台湾の安全保障と意図されたものですが、中国からの視点では主権侵害として映ります。これは国際関係における信頼と安定性を揺るがすものであり、繰り返される約束の反故には驚愕を禁じえません。問題の本質は、国際協定の遵守と各国の主権尊重がないがしろにされていることにあります。解決策としては、まず米中両国間での対話を活発に行い、誤解を減らすことが必要です。次に、国際機関を介した第三者的介入による信頼醸成策を導入すること、そして最後に、地域の安全保障に影響を与える取引については透明性のあるプロセスを確立することが求められます。

このような対立構造の中で、各国が共通の価値観を見出すことが平和な国際社会への第一歩となるでしょう。

ネットからのコメント

1、そもそもアメリカは1979年の台湾関係法を基盤として、近年複数の立法措置を通じてこれを強化しており、主な目的は中国の軍事脅威に対する台湾の防衛力強化、米台間の非公式な協力深化で、2023年にも台湾の防衛力強化と安全保障の支援の拡大を目的とした国防権限法も作られているわけで、中国側はそれを認識できてはいないんだろう。台湾の防衛力強化というのは、中国の軍事圧力に対する抑止策として位置づけられたものだし、あくまでも自衛目的が主眼であって、それが台湾有事の抑止力にも繋がるので、アメリカの台湾への武器売却は進めてもらいたい。

2、アメリカに厳正な申し入れをしたってなんなんだよ、日本への態度と違いすぎだろ実際高市総理大臣発言とアメリカの武器売却は何方が問題なのか分かるでしょ、やはり強い国でないと中国はおとなしくならないよ核保有は日本に必要です。

3、トランプ大統領は、中国との取り引きの邪魔をしないでくれと日本に言ったという噂を聞きましたが、台湾との商売で中国との関係が悪くなったように見えます。

トランプ大統領は大儲け出来たから中国との取り引きはもう良いのかな。個人的な感想としては、米中で揉めてくれて少し嬉しい。

4、トランプの頭の中は台湾問題とか言う以前に武器売却ディールで米国が儲かるかどうかだけで非常に分かり易い。この決定は高市発言より現実的で中国にとっては強力な一撃だ。普通なら高市発言以上の報復が無ければ習近平の面子が丸つぶれだろう。さて習近平が対日本以上の報復を米国に出来るか、見ものだ。