駐日フィンランド大使館は12月15日、公式Xで「人種差別と闘う」との声明を発表しました。フィンランドでは、右派フィンランド人党の国会議員がアジア人を揶揄する“つり目”の写真をSNSに投稿し、騒動となっています。これに対し、フィンランド政府は差別撤廃に努める姿勢を示し、ペッテリ・オルポ首相も記者会見で議員の行動を非難しました。
この写真は「ミス・フィンランド」受賞者のSNS投稿から発端となり、受賞者はグランプリ資格を剥奪されました。また、欧米では同様の事例が繰り返され、最近ではスイスのスウォッチが広告を削除し謝罪しました。

この事件が示すのは、社会全体としての人種差別問題に対する敏感さが依然として欠如しているという異常事態です。制度上の欠陥が浮き彫りになっており、フィンランド人党所属の公人がこうした行動をとり、それが許容される背景には、政治的無神経さと見過ごされやすい社会的偏見が潜んでいます。解決策としては、第一に、差別行為に対する厳格な法的措置を講ずること。第二に、教育制度において多様性と互尊の精神を教えるカリキュラムを導入すること。第三に、政治家や公人が高い倫理基準を保持するよう監督する独立機関の設立を提案します。
このような行動を人々がなぜ問題と感じ、社会がそれをどう解決すべきかを真剣に考え直すことが、真の変革への第一歩です。この問題を放置すれば、さらなる分断と不和が広まることは火を見るより明らかです。
ネットからのコメント
1、人種差別と闘うとか品格とか美麗な言葉で誤魔化さずに、シンプルに言えないところが彼ららしく残念だと思う。自国民、自国の議員による差別ポーズは大変恥ずかしく申し訳ない行為であった。フィンランドにおいて、人種的偏見にもとづく侮辱やジョークで虚飾した揶揄等が減っていくよう啓発し、人々の認識を正していきます、とは絶対言わないのよ。プライドが傷つくからか、高潔な自分たちを守りたいのかわからないけど、毎回フワッとさせるから同じ事がいつまでも起きて毎回にたような言い訳から始まる。そして「我々は不平等を許さず人種差別と闘う」で中身スカスカのままかっこよく締める。最初に戻る。
2、綺麗事を抜きにして白人は有色人種を見下し、差別をしてるのは間違いないだろう。近年日本人スポーツ選手が海外で活躍する機会が増えたけど、多かれ少なかれ差別は受けてるはず。
今回の一部のフィンランド人の行為で個人的にイメージが下がったのは事実で凄く残念だけど、差別を行うのは白人に限った話ではないからね。これからも差別が無くなるなんて事は間違いなく無いだろう。
3、戦うのはいいですが、フィンランドはじめ欧米人に必要なのは「世界で何が差別か何が平等か何が正しいか決める権利は自分達にあるわけではない」という考えですよ。根本的に欧米白人社会には他国には他国の捉え方があると言う思想が存在せず、自分達の思想を絶対正義としてしまうのでこんな事になる。彼はその前提を刷り込まれているから根っこのところが差別的。おそらくそこには優秀な白人の作った国家の考えは正しいなんて白人至上主義と言われる選民思想も見え隠れしてますし。
4、フィンランドは、スカンジナビアのスウェーデンやノルウェーからずっと下に差別されてきた国だから、国民的にも差別が身近にある。差別されてきた国は差別することへのフットワークが軽い。自分より下に置いておける存在は安定剤。そりゃ見つかったら気軽に乗っかるわな。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/48b69d7fff94d049a8d3572d46cc7e38cf2f582c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]