トランプ前米大統領は、連邦最高裁が「相互関税」措置を違法とする判決を下したことを受け、記者会見で判事6人を激しく非難しました。彼はこの判決を「わが国の恥」と表現し、保守派2人を含む判事を批判しました。特に、保守派のロバーツ長官や、かつて自身が指名したゴーサッチ判事、バレット判事が判決に賛成したことについて強い不満を述べ、攻撃的な言葉で非難しました。また、裁判所が「外国の利益と政治運動に影響されている」と主張しました。この発言は司法の独立性を疑問視する姿勢を浮き彫りにし、多くの波紋を呼んでいます。

トランプ氏の判事批判に込められた権力の行使は、法の支配の土台を揺るがす問題と言わざるを得ません。特に、自らが任命した判事までも攻撃する姿勢は、彼の自分本位な政治哲学を反映しており、民主主義の基本理念である三権分立を軽視する行為と言えるでしょう。
そもそも、民主主義制度における司法の役割は、時の政権の影響に左右されることなく公正な判断を下すこと。この理念に基づき、判事たちは慎重で分析的な決定を下したに過ぎません。
制度的な問題を考えれば、法曹関係者の指名方法や判事の独立性確保が議論の的になります。第一に、指名プロセスの透明性向上が必要です。次に、判事の任期制導入による権力集中の回避。そして、判決への不当介入防止のため、政治家が司法に圧力をかける事案への明確な規定を設けることも急務でしょう。
権力者が感情に基づいて司法を揺さぶることは、法治国家の理念に反するとともに、社会全体への影響も計り知れません。これこそ、規範を守らねばならぬ理由です。
ネットからのコメント
1、素晴らしい。時の政権におもねることなく司法としての判断を下したことに敬意を表します。良心を失っていません。ま、本来は当たり前のことなのでわざわざ敬意を表することでもないのですが、日本の司法と比較すると流石アメリカは自浄作用が働いていると思ってしまいます。日本の司法は腐っていると感じることが多いものですから。
2、6人の判事は素晴らしい仕事をした。それに対して罵倒、追加で全世界に10%の追加関税…呆れてものも言えないという感じです。この品のなさや経済オンチ、何より利己的で傲慢、攻撃的。アメリカの大統領がこんな人でいい訳がないと思う。器も小さい。決定的な進展のないまま繰り返される和平会議で、ウクライナにばかり譲歩を迫り、プーチンの顔色をうかがっている。これでノーベル平和賞とか噴飯物だ。個人的には、中間選挙後に(できればそれを待たずに)弾劾をして、まともなリーダーになった方がアメリカにも世界にとっても良いと思う。
3、判事は法律の介錯に従っただけだから仕方がない。>裁判所は外国の利益と政治運動に左右されている。毎回相手への批判がワンパターンでもっと他に論理的な言い方はないのかとあきれてしまう。自分の利益に左右されるトランプさんとは違うんですよ。判決に時間が掛かったのは返還金には関与しないと言う文言を付けることで混乱を最小限に納めることで妥協したのだろうね。
4、違法と判断されたなら、自分の政策に問題がなかったか振り返るのが筋で、判事を責めるのはお門違いです。
トランプ大統領の態度はちょっと見苦しいですよね。今回の判決は、司法が独立して機能していることの証だと思います。自分が指名した保守派まで賛成に回ったのは、それだけ法的根拠が弱かったということで、判事はただ法律に従って判断を下しただけでしょう。家族の恥とそこまで批判するのは、もはや都合のいい判決を求めているようにしか見えません。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a86d3c1fb7c4f65eb936aa43d6d058a233c1b6c6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]