ロシアとウクライナの侵略終結協議において、ロシア側代表団を率いるウラジーミル・メジンスキー大統領補佐官の歴史的正当化発言に対し、ウクライナ側が強い不満を示している。17日と18日に行われた米露ウクライナの3者協議では、安全保障議論が中心ではなく、メジンスキー氏の歴史的経緯に基づいた主張が強調された模様。ゼレンスキー大統領は「歴史のくだらない話」と投稿し、時間稼ぎを非難。これに先立ち、22年の停戦協議や和平協議でも、同氏の事実誤認を指摘する声があり、今回の協議進行にも影響が懸念されている。同氏の復帰による議論の軌道逸脱が、安全保障課題の本質的進展を阻害した可能性が指摘されている。

ロシアが侵略行為を正当化しようとする試みが協議の場にまで持ち込まれている現状には強い懸念を覚えます。本件では、そもそもプーチン政権が歴史を選別的に解釈し、国際社会の道徳的基準を嘲弄している点が浮き彫りとなっています。
歴史を盾に侵略を合理化する態度は、一定の政治的思惑を持ちながら時間を稼ぎ、国際的な緊張を継続する戦略の一環と見るべきです。このような状況下で、①協議の透明性を高める国際監視団の導入、②侵略行為そのものへの厳しい国際制裁の継続、③米欧の連携を強化し平和的解決のための現実的な圧力を高めることが急務です。無責任な歴史主張に対し、“侵略を終わらせるために何をすべきか”という行動基準を再確認する必要があります。歴史を分断ではなく共存のために活用すべき世界で、こうした作為的行為を許すわけにはいきません。
ネットからのコメント
1、交渉の場が平和への道筋ではなく、独裁者の自己満足と時間稼ぎに使われている現状にやるせない気持ちです。いま必要なのは数千年前の歴史講義ではなく、今この瞬間に失われている命を救うための停戦合意です。自説を押し通すための歴史を盾にして対話を空文化させる手法は、国際社会に対する冒涜であり、命を軽んじる知的なごまかしに過ぎません。「歴史のくだらない話は不要だ」というゼレンスキー氏の言葉に、平和を願う世界の全ての声が凝縮されていると感じます。
2、今さら歴史講義を持ち出すならブダペストの覚書をなぜ成立させたのか。ウクライナの主権国境は承認されているにも関わらずそれを反故にしウクライナ領土に武力侵攻しているではないか全く信用が置けない。ロシアはただ単に侵略を継続し終戦どころか停戦さえしない意図だと思う。
3、米国はイラン攻撃準備で大忙しでしょう。本来なら欧州・NATOが、もっとウクライナに関与、武器支援をしていくべきとは思いますけど、NATO非加盟国を支援する義理もないですし、ロシアと事を構える勇気もないというのが現実ですね。日本も、ウクライナを見て自前で防衛力を強化していかないといけないし、ようやく高市政権になって本格化してきたところですね。
4、交渉の場で歴史認識を前面に出す姿勢は、当事者にとっては強い苛立ちを生むのも理解できます。ただ、これは単なる「歴史談義」ではなく、ロシア側にとっては侵攻の正当性を内外に示すための戦略でもあるのでしょう。軍事や安全保障の議論と並行して、物語や歴史観をぶつけることで、交渉の主導権を握ろうとする意図も感じられます。
時間稼ぎという見方もあれば、国内向けのメッセージという側面もあるかもしれません。結局のところ、停戦や和平に必要なのは過去の解釈ではなく、今後の安全保障の枠組みです。歴史をめぐる応酬が続く限り、実質的な前進は難しいのではないでしょうか。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/15b278f8f9e78c1103f7312ec1f88b8f6ee56e3e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]