アメリカでは今年に入り、全米42州で麻しん（はしか）の感染者が確認され、その数は2,000人に迫っています。集団感染の件数は昨年の約3倍となり、急拡大しています。麻しんは空気感染するため非常に感染力が強く、肺炎や脳炎などの重い合併症を引き起こす危険性があります。特に乳幼児や基礎疾患のある人にとっては命に関わる可能性があります。

また、麻しん感染後は「免疫健忘」により、他の感染症にかかりやすくなるリスクが数年間続くことが分かっています。流行の背景にはワクチン接種率の低下があるとされ、適切に接種すれば高い予防効果が期待できるとされています。木下博勝氏は、正しい知識と予防が重要であると訴えています。

今回の状況は、はしかワクチンの接種率の低下が主な原因とされています。これは単なる医療問題に留まらず、社会全体の健康を脅かす深刻な事態です。現代の人の移動の多さから考えても、日本での感染拡大は現実的な懸念です。まず、政府と医療機関は協力してワクチン接種推進キャンペーンを展開し、接種に対する誤解を解消すべきです。次に、学校や公共施設での感染予防教育を強化し、子どもたちやその家庭に正しい情報を提供することが必要です。さらに、医療へのアクセスが困難な地域にも手を差し伸べ、接種可能な環境を整えることが求められます。

はしかによる健康のリスクは、個人の問題に留まらず、コミュニティ全体に影響を与えます。我々が目指すべきは、個々が守られた社会を築くことであり、それは予防というシンプルで強力な手段によって可能です。力を合わせ、安心して暮らせる未来を手に入れましょう。

ネットからのコメント

1、はしかの影響で他の免疫がリセットされるとは恐ろしい。何年もの間、他の病気にもかかりやすくなるなんて勘弁して欲しい。予防接種で防げるのだから、子供の親はきちんと自治体の指示通りに摂取させてあげて欲しい。予防接種に色々な意見があるだろうが、はしかに関しては大多数がしない場合としている場合で、公衆衛生上どちらが多くの人命や人生を救うのかと言えば、結果は明白だ。流行してる国も含め、海外から多くの人が訪れる時代だからこそ、自衛しておかないと。

2、ワクチンに対する認識がコロナによって変化してしまった。究極には自分で選択できるものと。しかし、乳幼児期に定められている各種の予防接種は選択の自由などない、と認識してほしい。それぞれに意義があり、子供の健全な成長を促すもの。

できるなら海外渡航は、予防接種を終わる時期までは控えてほしいところです。

3、ワクチンが悪なのではないのに、反ワクチン派がいて本当に迷惑です副反応を示す人は確かに一定数いますが、少数です万人に効くワクチンなんて存在しないのては？ワクチンを打つ打たないは本人が決める事として、接種をやめる事はしないで欲しいですコロナ以降こんな事になってしまって、本当に迷惑の一言でしかありません全てのワクチン接種を無くしたら、感染者だらけになってしまう恐れかあるとは思わないのでしょうか麻疹なんて妊婦さんが感染したら、赤ちゃんに影響するのに、なんで今こんな事が起こっているのでしょうこの先の世界が怖いです日本はワクチン接種をこのまま続けて欲しいです

4、さすが！はしかのワクチン接種が一番効果的だということですよね。空気感染の対策は、外出時や複数人が集まる場所では、マスク着用が基本ですね！それでも、感染力が非常に高いようなので、はしかワクチンを接種した人や過去に感染した人を除いて、ワクチン接種しましょうという注意喚起だと思います。

知名度の高い方のこういう発信は、本当に役に立つことと思います。