農林水産省は食糧法を改正し、備蓄米のシステムを見直す方針を示しました。現行では、政府が約100万トンの備蓄米を民間業者に保管委託しており、財政支出は年400億~600億円です。昨年、「令和の米騒動」で米価が高騰し、備蓄米を迅速に市場に届けられない問題が露呈。これは、最初の入札方式から小売業者との随意契約へ切り替わったが、依然として供給の遅滞が発生したためです。
農林水産省は、この問題に対処するため、約20万トンを民間に保有させる案を検討中で、農協などの在庫も備蓄米とみなすことを考えています。

この事態は、制度の脆弱性を露呈する一例です。備蓄米の保管と迅速な供給は、公共の利益と安全に直結しますが、現行の枠組みでは、その機能が十分に果たされていません。食糧供給の安定は国家の根幹であり、農林水産省の対応の遅れは批判に値します。まず、民間への保有義務づけだけでなく、効率的な流通ネットワークの構築が急務です。これは技術的な改善、例えば物流のデジタル化や倉庫間の調整を高める手法を確立することで達成可能です。次に、備蓄米の放出基準を明確化し、迅速な対応を可能にする法的枠組みを整えるべきです。さらに、定期的なシステムの見直しによる柔軟性の維持が求められます。
これらをふまえ、より確実な食糧供給の安定が実現できるよう、政府と民間の協力体制を強化することが不可欠です。日本の食糧安全保障を守るため、これらの改革は避けて通れません。
ネットからのコメント
1、そもそも不足したのは、農水省が米の需要と供給量を把握出来ていない事に有ります。農水省は自分達の仕事上の怠慢を民間に押し付けてはいけない。米の需要とは、一般家庭なら年間の使用量になり、食堂なら年間売上げになります。事業として、食堂を経営するなら年間の売上げ計画ぐらい立てるでしょう!但し、農水省には理解出来無いかもしれない。
2、おコメ券と同じでJAなどへの利益供与だ。お米卸の過剰在庫を備蓄米扱いにし、備蓄米の買い取りか、保管料を供与する狙いと思う。それより、備蓄米として輸入米を非課税にし、各自治体で在庫すれば良いと思う。元々農水省でおコメの生産調整するのだから、備蓄米が必要になるのは、災害時対応となる。災害時の準備は各自治体でもしているから、その過程で備蓄米として輸入米を備蓄すれば良いと思う。安ければ当然銘柄米もありだ。
ただブランド米は不要だ。暑さに強く、量が取れる品種で良いと思う。
3、20万トンどころかコメ問屋はコメの在庫の山だ。今回の騒動でコメを守っても、いざ戦争になったら米は米問屋が買い占めをおこなうことがはっきりした。米産業は守るべきではない。カリフォルニア米の輸入を増やして政府が在庫として抱えるべきだと思う。カリフォルニア米の品質は下手な国産米より勝っている。民間は駄目だよ。絶対に戦争になったら今回のように買い占めをするよ。
4、決して令和7年産の高値掴みで余っている米を、そのまま税金投入して備蓄米につけかえることだけはしないでください。もっと安くなってから貴重な税金をつかって備蓄米にしなければならない規制をあわせて制定するか見守っていきましょう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5242a947f2c810bc9c95c09bdaf39752bc07b2c7,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]