300字以内の事件概要:
2025年度の個人向け国債発行額が、19年度以来6年ぶりに高水準となり、1月時点で4兆5253億円を突破している。このペースで進行すれば、年間合計が19年度の5兆円を超える可能性が高い。背景には、日銀の金融政策や利上げの影響で市場金利が上昇し、国債の利率がこれまでの最低水準を脱している状況がある。具体的には、直近の「固定3年」が1.3%、「固定5年」が1.59%、「変動10年」が1.39%と、銀行の定期預金よりも高い利率が設定されていることが人気の理由だ。個人向け国債の特徴として元本保証や半年ごとの利払いなどが挙げられ、比較的安全な投資先とされている。

コメント:
個人向け国債の人気が高まっている現象は、一見すれば個人が堅実な金融商品を選択する意識の高まりのように映ります。
しかし、その背景にある問題を見逃してはなりません。そもそも日銀が長期間にわたり採用してきたマイナス金利政策が、低金利による預貯金の価値停滞を招き、個人の資産形成を困難にしてきたことを無視できません。今回の利率上昇も、日銀の利上げ動向や市場圧力に依存したもので、安定性には疑問が残るのも事実です。
制度の改善に向けて、①個人投資家の教育と情報公開の強化、②国債以外にも安定性を重視した新しい投資選択肢の提供、③金利政策の中長期的ビジョンの明確化が必要です。健全な経済環境の構築にはこうした措置が求められるでしょう。今の現象を一時的な支持と捉え、金融当局と投資家が適切に舵を切るべき時期に差し掛かっています。
ネットからのコメント
1、リスクが一番低い債券ですし、変動金利国債は現下の金利上昇局面では安心感がありますね。1年後には換金可能なので、流動性もあります。使う予定のない現金の置き場としては申し分がないと思います。
2、元本保証かつ定期預金より安全で利率も高いので、私も個人向け国債変動10年を1000万円近く保有しています。
いきなり1000万円を預けたわけではなく、300万円や100万円といった金額をここ2、3年で数回に分けて購入しましたね。内700万円くらいは購入後1年経過しているので、いざという時はいつでも引き出せますし、半年に一度、数万円の利金が振り込まれるので、そのお金をプチ旅行や美味しいものを食べたりといったささやかな楽しみに使っています。一昔前の定期預金をしていた頃からすれば考えられない程の利息がお金を預けるだけで貰えるので、今後もまとまったしばらく使わないお金は個人向け国債の購入に当てようと思っています。
3、株などの暴落やチャートの上下が気になって眠れなくなるという人は、持ってたら目減りし続ける現金を、最低でも国債や高金利の銀行の円定期にまわしてダメージを軽減する方が良いと思うけど。
4、個人の資金が国債に集まること自体は、決して悪いことではない。家計が直接国債を引き受けることで、市場の安定性は高まり、財政への信認を支える効果もある。特に金利上昇局面では、預金より有利な運用先として国民が国債を選ぶのは自然な流れだろう。
しかし現実には、その規模はあまりに小さい。仮に個人向け国債の発行額が年間5兆円を超えても、国全体の国債発行は180兆円規模に達する。家計マネーはあくまで補完的存在であり、巨額の借換債や恒常的な財政赤字を支える力にはならない。個人資金の動員は評価すべきだが、それだけで国債市場が回ると考えるのは幻想である。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/8da7876089b888fd0150da0b38c06bf155d699eb,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]