2023年10月20日、石破茂前首相が福岡市の報道番組に出演し、官邸関係者による「日本は核を保有すべきだ」との発言に対して批判的な立場を示しました。安全保障を担当する官邸関係者が18日に記者団へ発言した後、木原官房長官は「非核三原則」を政策方針として維持することを強調しています。石破氏は、核保有によるNPT（核拡散防止条約）やIAEA（国際原子力機関）への影響を指摘し、「日本のエネルギーを支えている原子力政策が成り立たなくなる」と強調しました。

自民党の中谷前防衛相もこの発言に対して進退を考慮するよう厳しい声を上げています。

石破茂前首相の発言は、日本の核保有に関する官邸関係者の見解に対する厳しい批判です。まず現実として、日本が核を保有すれば国際条約の枠組みから外され、原子力政策が破綻する可能性が高くなる点が異常です。制度の欠陥として考えられるのは、核に対する危機管理と国際条約への理解不足です。解決策として、1) 国際協力の枠組みを維持しつつ安全保障を強化する、2) 明確な政策を遂行するために官邸内の意識を統一する、3) 核に対する国民的討議の場を設けることが必要でしょう。政治が原子力と安全保障を天秤にかける時、価値観の対比が明白です。日本が進むべき道は国際的秩序との調和であり、それを損なう核保有は明らかに不適切です。

ネットからのコメント

1、元防衛大臣とは思えない発言ですね。中国や北朝鮮それにロシアといった脅威がすぐ近くにあるのに何も感じないのですか？撃たれてからでは全てが遅い。誰が発言したのか知りませんが核保有について真剣に考えるのはもう避けられない事実ですよ。

2、記事にもある通り､「オフレコの発言で誰が言ったかもわからない」です。最悪､捏造報道の可能性もある｡何より、発言では「高市政権の間に核武装することはない」とも言っています。つまり、拡散しているのは切り取った部分です。中国が切り取りして騒ぐのは自然ですが、与党内を含めて日本国内で切り取り部分だけで反応するのは､不注意では。個人的には､この報道自体を慎重に見なければならないし、切り取りにも留意しなければならないと思っています。

3、オフレコで語られた関係者の個人的意見をさらして大騒ぎするマスコミも、何の権限も責任もなく ただ現役総理の上げ足を取りたいだけの議員も 要するにただの雑音。責任ある立場の人が責任をもって政治・国務を遂行してくれれば良い。

4、普通に考えれば原爆を落とされたから核武装すべきと日本が強く言えば他国は仕方ないか？と中国・ロシア・韓国・北朝鮮以外は大して反対はしないと思う！時代が想像以上に早く変化してる現実を真摯に受け止めれば核保有の発言があっても不思議ではないと思う。