FC町田ゼルビアの黒田剛監督とクラブに対する懲罰が2025年12月23日にJリーグから公表された。黒田監督は2023年頃から選手やコーチへの不適切な発言を行い、選手の排除意図を示す発言やコーチに対する怒鳴り声、懇親会での暴言が問題とされた。このためけん責処分が科された。クラブの調査体制に不備があり、真相解明が妨げられたため、関係者からの供述が躊躇される状態にあった。

クラブ社長は報道内容の否定をしていたが、サポーターからは調査発表に対する疑念が寄せられる結果となった。

この事件は、サポーターやチーム関係者が抱く信頼感が根底から揺らいでいる。本来、スポーツクラブは競技能力だけでなく、関係者全員の人格を尊重する価値を持つべきだ。しかし、今回の町田ゼルビアの対応はこれに反している。監督の不適切な発言が発覚し、クラブの調査対応が不充分だったことは非常に問題だ。まず、クラブ内部で問題を隠蔽する仕組みが存在してはならない。外部監査を導入し透明性を確保すること、相談窓口を独立した第三者機関に委託すること、定期的な倫理研修を全員に義務付けることが必要だ。これらの対策によって、クラブが社会的責任を果たし、スポーツの価値を守ることが求められる。これを怠れば、信頼を回復することなど、到底かなわないだろう。

町田ゼルビアは今こそ変革の時を迎えている。

ネットからのコメント

1、やはりJリーグから町田や黒田監督への処分が甘すぎるとしか思えない。来シーズンの勝ち点剥奪や百年構想リーグの賞典除外は必要だろうし、JFAは黒田監督のライセンス停止もしなければならない。パワハラなんぞあってはならないが、黒田監督はパワハラがあった事を口止めしていたという報告もあり、これはかなり悪質とみていい。またクラブも黒田監督を守ろうとして隠蔽していた印象もあったようだ。天皇杯を優勝し、ACLにも出場している日本でも有数の今強いチームがこのような内情だと、指導者の中にはやはりパワハラが必要ではと感じ、将来有望な選手たちへの当たりが増え、結果としてサッカー文化がなくなる危機感がJリーグからは感じられない。けん責処分では十分でない事は誰も目から見ても明白ですよ。

2、サポーターどころかJリーグを楽しみにしてる人達も憤りを感じてるよ。この件の問題は最初の対応が悪過ぎる。事実無根とクラブやオーナーが発言してたのにその内容が覆ってしまった。

完全にクラブぐるみで隠蔽体質なのがバレた。あとは本人が理解してないところ。普通に考えてパワハラ認定されたのだから責任取って退任、もしくはS級ライセンス剥奪が妥当。この問題はちゃんと律さないとJリーグは信用無くすよ？

3、結局選手・コーチ含め町田ゼルビアという組織の中からは今回の問題について誰一人として声を上げる人はいなかったという事なんですかね。もしかしたら選手も問題だなと知りながらプレーをしていたという事なのかな。だとしたら本当に大問題だし恐ろしい事だと思います。Jリーグ側も将来の事をしっかり考えた上で厳正な処分をしなければいけませんね。

4、なんなく形式上の軽めの罰とかで済ませず、監督も会社も隠さず正直な対応と然るべき制裁を受けないと、Jリーグの根幹に大きな傷をつけることになるよ。年末年始で他の話題も多いけど、この話題しっかり取り上げてサポーターの声もたくさん拾ってほしい。