千葉ロッテマリーンズのファンクラブ運営会社(東京都)は、景品表示法違反の疑いがある不当表示を行ったとして消費者庁から調査を受け、改善計画が認定された。問題は、2024年シーズンの有料会員向けに郵送されたダイレクトメール(DM)がきっかけで、25年シーズンの会員になれば「直筆サイン入りボールがランダムでお渡しします」と案内され、約4万人が該当。
しかし実際にボールを受け取れたのは数%にすぎず、誤認が生じた。改善計画には再発防止策として役員会での決議や年会費の一部返金、社員教育などが含まれる。措置命令は出されておらず、同社はチェック体制の強化を表明している。

今回の件は、企業とファンの間で最も重要な「信頼」というものが揺らいだ瞬間だ。不当表示は法律上の枠組みを逸脱しただけでなく、企業倫理の欠如を露呈したものと言える。千葉ロッテのファンクラブ会員が感じた不満は、法令遵守への期待を大きく裏切る結果となり、社会的批判の対象となるのは当然だ。この事件の本質は、顧客との透明性を欠いた企業体制にある。特に、期待値に基づくマーケティング手法が過剰に利用される背景が問題を悪化させている。
解決策として以下を提案する。
①透明性向上のため、すべてのファンクラブ特典に対し詳細な説明を付記し、誤認を防ぐ努力を制度化すること。
②顧客との双方向コミュニケーションを確立し、会員の実際の声をサービス改善に反映させる仕組みを構築すること。
③外部チェック機関を設け、マーケティングや特典提供に法的及び倫理的視点を導入し、定期的に監査を行うこと。
ファンの信頼は長年の努力で築かれるものであり、たった一度の欠陥で失われてしまう危険性を常に認識しなければならない。企業には顧客満足を超えた「尊敬」を得る責任がある。これを機に、次世代の企業運営への転換を強く求めたい。
ネットからのコメント
1、10年以上前ですが、球場でアルバイトしていました。当時、直筆サインボールが当たるイベントがあったのですが、球団スタッフ?らしき人があれはスタッフが書いてるという話しを聞いて、かなり引きました。10年以上前なので今は違うかもしれないですが、それ以降プレゼントのサインには興味が湧かなくなりました。
チケット高いし、売店は並びすぎだしロッテしっかりしてくれ。
2、必ず貰えると抽選で貰えるとは有料会員になる人の人数が一定数増えるだろうね。サインボール当て込んで入会した人からすれば詐欺にあった気持ちにもなるだろう。しっかり反省して再発防止に努めたらよい。
3、自分もこのDMが来て、会員になってわざわざマリンまで行ったのに、実際に貰ったのはいつかのファンクラブデーで配られて、きっと余ったチケットホルダーだった。今時はモバイルチケットだからホルダーなんて使わない。サインボールは?って聞いたら「ランダムだから全員じゃない」って言われた。納得いかなかったけど、その人に言ってもしょうがないと思ったから黙って帰ってきた。あのDMの書き方だったら全員にもらえると読めたな。2年前のロッテのお菓子詰め合わせとグッズの福袋でも表記と内容が合ってなくてガッカリしたな。マリーンズさん、頼みますよ。
4、有料会員の案内来たけどたまに行くだけだから入らなかったけど必ずサインボールもらえるもんだと誤認しました。ファンの人だったら誤認して入るでしょ。
サインボール用意するか、返金した方がいいと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ffc6faec0fae6787ef3d8a5fe97d8a1abd0ef241,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]