スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんが10月23日、ロンドンで親パレスチナ団体のデモに参加中逮捕された。彼女は、英国政府から活動禁止命令が出されている「パレスチナ・アクション」を支持するプラカードを掲げており、テロリズム法違反の疑いで逮捕に至った。デモは、イスラエルの兵器メーカーと契約があるとされる保険会社のビル前で行われ、参加者は社屋に赤いスプレーを噴霧した。
動画にはグレタさんが拘留中の「パレスチナ・アクション」のメンバーと連帯する姿が映っている。同団体は以前、英空軍基地での活動を理由に活動を禁止されており、抗議デモが続く中で数千人が逮捕されている。

今回の事件は、民主主義の根幹を問う問題として批判を要する。まず、活動家が特定の団体に関連するプラカードを掲げたことでテロリズム法の下に逮捕されたことは、表現の自由が脅かされる異常な状況である。政府の活動禁止命令に基づく法執行の背景には、国家安全保障と市民の権利とのバランスが欠けていると感じられる。制度の欠陥が露呈した今、以下の点に注目する必要がある。まず、活動禁止命令の適用範囲と透明性を明確にし、特定の思想や言論の自由に過度な影響を与えないよう法律の見直しを行うこと。次に、市民による抗議行動の正当性を再評価し、対話を促進することで、政府と市民との間に信頼関係を構築する施策を考案すること。
そして、活動家や市民に対する不当な逮捕の防止を図るため、法執行者の訓練やガイドラインの整備を進めること。このようにして、国家の安全と市民の自由を両立させる公正な社会体制を構築していくことは急務である。
ネットからのコメント
1、「環境活動家」と言う言葉がそぐわない行動をする活動家が多いように見受けられる。「環境活動家」であるなら、確かに戦争は環境破壊の最たるものであるから、それを阻止すべき行動するのは正しかろう。但し、その場合はどちらかの陣営に偏ってはいけないのではないか。彼ら彼女らは自分の活動内容が暴走気味である事を認識できているのだろうか。
2、パレスチナ・アクションは、イスラエル関連の軍事企業や軍事施設に侵入し、破壊や落書き─血を表す赤いペンキを使う─を行うことで有名なグループです。記憶にまだ新しいのは、英空軍のノートン空軍基地に侵入して空中給油機に落書き、損傷を与えた事件です。彼らはそれを「ジェノサイドへの共犯を止めるため」と主張しましたが、被害に遭った空中給油機はガザとは無関係だったことが証明されています。
パレスチナ・アクションは破壊活動に勤しむグループであり、グレタ・トゥーンベリはいい加減そろそろ「環境保護活動家」の肩書きを外した方がいいと思います。
3、一見まともなことをしているようにも見えるが、実はただのビジネス活動かと言っては言い過ぎなんだろうか。もちろん、パレスチナの支援や片入れはわからないでもないが、このような方法で支援してても、一部を除いてはなかなか全体の賛同が得られない。場合に反社会的行動にする映る場合もある。まぁ、もともと環境活動家と名乗ってはいるようですけれども、先進国に排出ガス云々を言うなら、なぜ北京に行って、天安門広場で中国共産党に抗議しないのかと言うこの不思議。結局、ビジネス活動家は、自分の都合の良いところだけの偏った訴えで、都合のよろしくないところに、目をつぶって、知らん顔しているだけの無意味な活動家だとしか思われない。
4、「同団体は活動家の抗議行動を理由に英政府から活動禁止命令」こんな短い記事なのに、なぜ当該団体が活動禁止命令を出されるに至ったのか、その原因である抗議行動とやらの内容を書かないのか。
英国軍の基地に侵入し、軍用機のエンジンに塗料を噴射し損壊させたと何故書かない。そんなことをするような過激団体という事実を隠すため以外の理由があるのか。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/445d2c783eaab9451850ff59485fb26ea5516815,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]