中国最新鋭空母「福建」が12月16日、台湾海峡を北上したことが確認されました。この航行は、中国が台湾への軍事的圧力を強化する一環とみられています。「福建」は、中国初の電磁式カタパルトを備えた空母で、戦闘能力を象徴する存在です。台湾国防部はその動きを監視・対応し、中国軍機が台湾海峡中間線を越え飛行した事実も公表しました。航行理由については訓練ではなく寄港を目指している可能性が指摘されていますが、空母の動きは米中間の緊張を象徴するものとなっています。

第一列島線の突破を見据えた中国の戦略を示唆する背景が注目されています。

中国の「福建」航行問題は、地域の緊迫感を高める要因となっています。

まず、この事案は台湾海峡や第一列島線沿いの安定に大きなリスクをもたらす異常な現象です。他国との摩擦を意図的に高めるこの行動には、軍事力を国内外への威嚇として利用する中国政府の姿勢が露骨に見えます。さらに、中国の行動は国連海洋法条約の意図や自由航行の原則に矛盾しており、国際的な緊張を拡大しています。

本質的な問題として、中国が武力をチラつかせながら台湾問題を解決しようとする非平和的アプローチが挙げられます。この背景には、一党独裁体制の権威維持のための国家主義的政策が絡んでいると言えます。

解決策としては、

中国の空母航行とその強硬な態度は、自由な海洋秩序と不安定な一極体制という対立構造を明確化します。この問題は一国の問題ではなく、地域全体の平和の根幹を揺るがす重大案件として捉えられるべきです。分断ではなく、協調に向けた各国の働きこそが求められる時です。

ネットからのコメント

1、「国際水域」かイコール公海と定められた事さえ、自分たちルールの前では存在しないに等しい発想しか持たないのだし、ここでは第一列島線が焦点となっていますが、奴らの定める第二列島線とは小笠原諸島まで及ぶ地域を指し示し、それがもし現実のものとなれば天災などではなく、ならず者によって日本の漁業は壊滅的とする表現を使わざるを得ない事にまでなるのを日本のメディアはどんどん報じるべきだと思いますよ。

2、台湾海峡は水深が浅く潜水艦が使えない。このため、有事になれば機雷、地対艦ミサイル、空対艦ミサイルで防ぐしかない。敵もバカじゃないので、真っ先に空軍施設を攻撃されるでしょう。

このため移動式の地対艦ミサイルを多数保有する必要がある。勝負は如何に海で食い止めるかです。日本の場合、周りが深い海であり、空母とて潜水艦が恐怖となります。自衛隊は既に地対艦ミサイルの配備を進めていますが賢明です。

3、日本も接近阻止を優先して、空母キラーとなる、対 空母ミサイルや、強力な自爆大型ドローンを生産して、飽和攻撃が出来る体制を整えるのが得策だと思います。

4、コメントいろいろですけど、経験値的な部分とか考えた場合、中華人民共和国の海軍そのものに、まだまだ修行が足りない。モチロン、空母艦隊も。空母そのものの操艦が有り、護衛艦の操艦や空母を守る動き（対潜・対空や対艦）の他に、艦載機のお話それぞれの練度アップには、まだまだ時間やおカネとか必要でしょう。その間に、日本も対応策を。