今年9月、ミス・フィンランドに選ばれた女性がアジア人差別とされる「つり目ポーズ」をSNSに投稿したことで問題が発生。彼女は謝罪し、称号をはく奪されたが、その後、フィンランドの国会議員たちが彼女を擁護する形で同じポーズの写真をSNSに投稿し、政治問題に発展。これに対し、木原稔官房長官はフィンランド政府に適切な対応を期待する旨を伝達。
テレビ朝日の「報道ステーション」でキャスターの大越健介氏は、これがフィンランドの国のイメージを傷つけるとし、議員たちの行為は責められるべきであると報じた。

今回のフィンランド国会議員による「つり目ポーズ」問題は、本質的に社会の多様性と相互理解への挑戦である。健全な政治家とは、国民の代表としての責任を伴い、他国や他文化への敬意を示すべきであることが求められる。この事件によって明らかになったのは、まだまだ根深い文化差別の存在と、それに対する無知が蔓延していることだ。まず、フィンランド政府は差別的行為に関する明確なガイドラインを作成し、国民への教育を進めることが急務である。また、国際的な理解を深める交流プログラムの拡充が求められる。さらに、問題行為に対する迅速かつ公開された謝罪と再発防止策が政治家によって策定されるべきだ。
いまこそ、グローバル化が進む現代社会で、私たちは多様性の尊重と文化の違いを認識し、政治の場からその意識を変えていく勇気を持つ必要がある。これが実現されることで、国際的信頼が築かれるのである。
ネットからのコメント
1、今回の件は、政治的にはすでに収束に向かっていると思います。首相の謝罪や与党内での批判も出ており、日本政府も「憂慮と適切な対応への期待」を伝えた以上、これ以上の外交的エスカレーションは起きにくいでしょう。実際、この報道に対するコメント数が伸びていないのも、善悪や事実関係がほぼ整理された結果だと思います。ただし、炎上が終わることと、記憶が消えることは別です。ミス本人が謝罪し責任を取った後で、国会議員があえて同じポーズを投稿したことは「個人の無自覚」では済まされず、国家イメージの問題になりました。意図ではなく影響の問題であり、人権先進国と見られてきたフィンランドの印象が傷ついたのは否定できません。政治的決着はついても、国への信頼が元に戻るとは限らない、そこが今回の本質だと思います。
2、たぶん、多くの人々にとっては「どうでもいい」のだと思う。フィンランド?ああ、アジア嫌いの?っていう、うっすらした認識が多くの人にイメージされる国になっただけだと思う。ただ、そのうっすら、は意外と厄介。ハッキリしたイメージ、じゃないだけに払拭もまた、困難。わざわざ関わらなくてもいいや、と考える日本人が居続ける事になる気がする。それがどれほどフィンランドの国益を損ねるのか、まあ、少なくとも、国内で税の話、環境の話で北欧の事例は、、、って持ち出して来る、ウザい人々は減りそうでそれは良かったかも。
3、フィンランドは幸福度が高いなどと言われるが、一皮剥けばこんなものなのでしょう。薬物問題も多いようだし、差別なんかもけっこうありそう。
4、なんかこの記事にある大越氏の表現が緩いなぁ。参議院選挙時の参政党の主張が外国人排斥に繋がると連日熱く報じてた時とは温度差を感じる。もっと強く抗議の表現をしてもいいのでは?
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4da0b5eeec8a8944c3fca13b7dc83323861cb52d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]