午前5時、横浜市の石油卸会社から出発したタンクローリーが、軽油3キロリットルを積んだと表示していたにもかかわらず、「軽油」の表示が突然消え、川崎市から川崎港海底トンネルへ向かう様子がFNNの取材で報じられた。この水底トンネルでは危険物の積載に厳しい規制があり、違反すると最大6カ月の拘禁刑が科される。しかし、運転手は違法通行の認識がありながらも、「月数回は通行していた」と認め、会社社長は状況を把握していないと述べた。
首都高速道路株式会社の取り締まりは定期的に行われているが、積載物の内容は確認されていないことが明らかになった。

この事件は、首都高の水底トンネルの規制が形骸化している深刻な問題を浮き彫りにしました。まず、異常な事態として、危険物を積載したタンクローリーが表示を偽装して規制を無視し、トンネルを通行していることが問題です。制度の欠陥は、チェック体制が不完全であることに起因しており、首都高速道路株式会社の現状の取り締まりが「中身はチェックしていない」とされることが、その隠れた穴となっています。解決策としては、まずは運送業者への厳格な教育とコンプライアンスの徹底、次に警察と高速道路会社による実際の積載物の確認強化、そして技術的な支援を受けた検査システムの導入が急務です。最終的には、安全と法律の両立を可能にするための制度改革が求められ、市民の安全が最優先される社会の構築が必要です。
この事件が教えるのは、見えないところでの規律の欠如が、大きな災害を招く可能性があるということです。
ネットからのコメント
1、積荷を確認しなくてもこうした追跡で判明するんですよね。本当にトンネル内で火災や爆発が起きたら想像超える被害者が出るのは確実だと思います。ただでさえ渋滞する場所なので、厳しい取り締まりを実施してほしいです。
2、会社の社長は社員が勝手にやってると言ってるけど、こう言うのは絶対会社が社員にその様にやれと指示してるはず。つまり会社ぐるみの行為だと思う。何か有ってからでは遅いので、規制を強化すると共に取り締まりも強化して欲しい。
3、レッドバロンの件もそうだけど、違法なことまでやっても大した音が目がないなら効率重視してしまうでしょうしそれが今の日本なんだよね。やすけりゃいいって外国人を雇い入れるのもそれでしょ。日本の国益にもならない留学生にも補助金出したりして、日本を壊さないでほしい。
4、こういう違反には罰金ではなく危険物取扱免許のはく奪などもっと厳しい法整備が必要なのでは?こういう危険物取扱のルールを軽視した結果で言えば中国天津港やレバノンの巨大爆発事故が思い出されます。
共に通常の爆発よ呼べるものではなく、天津港の爆発は核兵器と見間違うような大きな爆発で日本の観測衛星からも爆発がはっきりと確認できるほど巨大な爆発が起こりました。今回の場合軽油だから爆発規模はそれら化学物質などには及ばないとしても火災でトンネルが崩壊、水没した場合トンネル内の車のほとんどは水没し多くの人命が失われることになるでしょう。今回のような事態がはっきりした以上しばらく通行車両の調査を徹底して、いきなり業績が悪化した会社を内部調査するべきです。同じ業務を行いながらいきなり業績が悪化するということは不正通行で利益を得ていた可能性が非常に高いのですから。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ccdc4f6126acea68285d2e80f3a1db35e628fbef,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]