2026年産米は、過去2年間の高騰から一転して下落する可能性が高まっている。鹿児島県産早場米の買い取り価格は前年産比約20%減、宮崎県産コシヒカリは玄米60キロ当たり3万2600円から1万8000円へ45%下落。民間在庫増加で需給が緩み、政府備蓄米は放出後約32万トンまで減少し、価格安定策が課題となっている。

高騰時には消費者が苦しみ、下落局面では生産者が苦しむ。この極端な振れ幅は、米という国民生活の基盤を市場任せにしてきた政策運営の弱さを示している。備蓄米を放出した後の出口戦略が不十分で、価格高騰を抑える視点と農家の経営を守る視点が分断されていることが本質的な問題だ。必要なのは、第一に備蓄米の放出・買い戻し基準を明確化すること、第二に生産量や在庫を正確に把握できる情報公開体制を整えること、第三に急激な価格変動に対応する農家支援制度を構築することだ。
消費者にも生産者にも負担を押し付ける政策では、食料安全保障は守れない。安い米だけを求める社会も、農家の犠牲で成り立つ価格維持も持続しない。必要なのは、目先の数字ではなく、国民の食卓と農業の未来を同時に守る仕組みである。
ネットからのコメント
1、今回の米価格の高騰で、JAや流通の仕組みに不信感を持った人は少なくありません。そんな状況で備蓄米を前倒しで買い戻せば、「価格を維持するためではないか」と受け止める人も増えるでしょう。価格が上がりすぎれば、パンや麺類など他の主食へ流れる家庭も増え、その流れが定着すれば米の消費は戻りにくくなります。それでは農家にとっても長い目で見ればマイナスです。本来は市場価格を無理に支えることではなく、農家が適正な所得を得られる仕組みを国が整えるべきではないでしょうか。消費者が無理なく買えて、農家も安心して作り続けられる制度を目指さなければ、同じ問題は何度でも繰り返されると思います。
2、昨年来からあれだけ値段が上がり、備蓄米の放出で対応したのも記憶に新しいところですけれども、そもそもJAなどが価格高騰の時に出し渋ったのがそもそもの原因でしょう。
他にも理由はあると思いますが、ほとんどの人はそう思っています。その間に米の消費量はどんどんと減って、他の主食へ転換が進んでしまっている。米を食べなくてもいいよねと言う風な風潮もそれを後押ししてしまっている。だいぶ安くなって買いやすくなってきたけれども、もうだいぶ主食転換が進んでしまっているのではないでしょうか。さすがに以前のように消費量も増えないだろうし、今後また価格が上がるようなことがあれば、さらにそれが進んでしまう。1番の被害者は生産者だと思います。これからさらに米の生産農家が減っていくのは目に見えている。
3、今回の米価格の上昇についてJAや卸に国民の不信が高まってるのに備蓄米の繰り上げ買い上げなんて出来るわけない。それをしたら国民の米離れが更に加速してむしろ米農家は持続的に米を作れなくなると思う。一旦市場の論理で米価格を国民の納得出来る水準に戻してから、米農家については別で何かしらの施策をするべき。
4、米の価格を問題視してるけど、そもそも争点がずれてる。消費者は「買わない」のではなく「高くて買えない」なのに農家の意向のことばかりで、高い水準での販売の事しか考えない。
米の価格によっては続けられないと言うのなら、農家が儲かり続けられる仕組みを法や制度で作るしかない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/14eeaae3ee56171de7bf35737f78035a6f398c0c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]