事件概要:墓じまいが急増する中、弔いの形が多様化しています。神戸市では昨年度市立墓園で1000件の墓じまいがあり、墓じまいが増える中で「樹林葬墓地」の整備に乗り出しました。これは墓石を置かず、遺骨を自然に返す埋葬法で、家族に負担をかけたくないと考える人々の声に応えたものです。全国的に改葬の件数は10年前の約2倍に増加し、2023年度には16万7000件に達しています。
墓じまいの過程で高額な離団料の請求や親族とのトラブルも報告され、家庭内での事前協議が重要視されています。
この状況分析から、今回の内容は【批判型】として、社会問題と制度の欠陥について取り上げるべきと判断しました。
このニュースを受けて、墓じまいが増えている現状は、核家族化や少子化、都市生活の変化による遠方在住など、現代社会の構造的な問題を映し出す一面を持っています。だが、現状の法制度や相談体制はこれらの需要に十分応じているとは言い難い。まず、寺院との交渉において法的保護を高めるべきだ。次に、墓じまいの費用透明化を進め、自治体が明確なガイドラインを提供することで、トラブルの軽減を図るべき。そして、地域での事前相談窓口の設置やオンラインでの相談サービスを強化し、利用者が不安を感じずに手続きを進められる環境作りも欠かせない。
不透明な制度の影に潜む不公は、個人の意思を阻むものであり、この改革と対応の遅れを放置しては決してならない。
ネットからのコメント
1、36歳男性です。私は母方の実家へ養子として入りました。母は三姉妹で跡取りはおらず、祖父は墓じまいを考えていたようです。しかし、この家は本家筋であり、長い歴史があります。先祖代々の墓を無碍にすることはできず、私が跡取りとして家を継ぐことになりました。お寺とのお付き合いには、悩ましい点も多くあります。良くも悪くも、俗世から隔絶された閉鎖的な世界に生きる方々であることを、ふとした場面で感じます。
その背景には、お付き合いという名のお布施やお経料、お中元やお歳暮など、金銭的な負担も伴います。私は転勤族であり、将来のキャリアと家の墓をどのように両立するか悩んでいます。祖父が決断しなかったことを、私が決断しなければならないのかもしれません。現代社会において、お墓は負の遺産になりつつあると実感しています。
2、子供たちの世代(自分が亡くなったあと)に負担をかけないようにしてあげたいと思うのが本当の親心だと思います。お墓が無くても、先祖に感謝をする気持ちが大事なことであって、日々の生活に負担を感じさせるのは如何なものかと思います。この世とのお別れがそんな先ではない、昭和世代の意見です。
3、コロナを期に結婚式も葬式も小さくなったと思う。でも、そこからずっと小さいままだから、みんな本音はそうしたかったのかな?と思う。私も家族葬でいいし、戒名も仏壇もいらないし、回忌法要もわざわざやらなくていいと思ってる。お墓はまだ迷ってるけど...たぶん宗教持ってない人が増えたんじゃないかね。
4、58歳、いろいろ考えています。家族の在り方が変わってきていて本当に難しいです。
子供たちに負担はかけたくないし、間違いなく金銭的、精神的な負担は発生します。今のところの結論、いずれ親のお墓はしまいます。自分たちは共同墓地に入ろうと思っています。実際に霊園に見に行ったら、共同墓地もしっかりとしていて考え方が変わりました。風通しがよく、見る前とはイメージが変わりました。時代は流れて、変わっていくんですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2892860752d64b8858217f40d7f327f69f7e7130,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]