この事件は、千葉県一宮町で発生した老老介護による悲劇を背景に、92歳の夫が91歳の妻を殺害した疑いで逮捕されたものです。今年3月、親族が警察に連絡を取れず不安を感じ、通報を受けた警察が夫婦の自宅を訪ねました。そこで、2階寝室で意識がない状態で発見された2人が病院に送られましたが、妻の死亡が確認されました。夫は警察に「電気コードで首を絞めた」と供述。
寝室には練炭コンロがあり、心中を図ったとされています。夫は体調が悪化した妻を常に送り迎えするなど献身的な介護を行っていたことが知られています。
この事件は、家庭内での介護がいかに高齢者にとって負担になり得るかを感覚的に示しています。老老介護の課題は、介護を必要とする人だけでなく、介護する人にも深刻な影響を与えます。特に、地域社会や公的機関が提供できるサポートが不足している中で、高齢の夫婦が抱える孤独と負担感は想像を超えます。1つ目の解決策は、地域社会と連携した介護支援の充実です。2つ目は、定期的な精神的健康チェックとカウンセリングの導入。3つ目は、高齢者が必要な場合には気軽に相談できるサポート窓口の設置です。社会として、これらの問題に取り組むことで、未然の悲劇を防ぐことが重要です。この事件は、私たちが介護制度の改善について早急に考える必要があることを痛感させます。
ネットからのコメント
1、本当に言葉がありません。大変だったのでしょう。私も他人事ではありません。このような事件は今のまま行けば増える一方でしょう。毎月の高額な保険料納めても、プラスアルファの請求が多すぎです。一体、国民から集めた介護保険料は何にどう使っているのか。全部公開して欲しいです。ご主人様の気持ちよくわかります。奥様は恨んでいないです。どうか情状酌量をお願いいたします。親族が見ればいいと言う時代錯誤な考えは捨てて欲しいです。
2、今回は年齢的な問題かも。年齢的に介護をするにしても体力の問題が当然あります。さらに年齢的に受給している年金は国民年金だと思います。そうなれば1人当たり毎月3万円受け取れるかどうか、そうなると通院が精一杯で、訪問介護ヘルパーを依頼するなんて難しいかと思います。その訪問介護ヘルパーだって絶滅危惧種と言われる程人材不足です。ズバリこれだと言う解決方法はありませんが、まずは介護報酬を見直して安心して働ける環境作りをお願いしたい。平均寿命がいくら延びても、何の楽しみもなく生きているのはいかがなものでしょうか。
3、体が不自由になっても、認知症が進んでも、自宅で介護がキツくても、介護の手が足りなくても、お金が無かったら施設に預けられないですからね。行き詰まるのは当然です。どこも助けてくれない状態ですよ。
4、わたしは親の介護を介護保険でヘルパーさんに頼りながら仕事も定年(68)まで続けました。子供達にはこんな思いはさせたくないと老後貯金も頑張りましたが、今時の施設入居費の高騰で入所出来るかが疑問です。入居費は安いけど人手不足で不衛生やご飯も満足に貰えないところは入りたくない。諸費用が高騰しているのは理解するけど、この先普通に入所できる人はどのくらいなのかと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ff0f208df7f0246014d2a0db17df8136a0047901,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]