元航空幕僚長の田母神俊雄氏は、19日にX(旧ツイッター)で中国による侵攻の可能性について投稿しました。田母神氏は、中国の軍拡に対して過剰反応する姿勢を批判し、戦争は即座に開始できるものではなく、大規模な準備が必要であると述べました。ロシアのウクライナ侵攻を例に挙げ、準備には半年を要したことを指摘。現状、中国は戦争準備を行っていないため、台湾や日本への侵攻は1年以内には起こり得ないと断言しました。
この発言には、田母神氏の冷静な判断を評価する声が多く寄せられました。

田母神俊雄氏の発言は、国防に対する誤解を招く可能性がある点で懸念すべきです。まず、中国の軍事的脅威に対して「すぐに侵攻が始まる」という極端な考えを持たず、冷静に評価することは、確かに重要です。しかし、それ以上に問題なのは、このような情報が国民の国防意識を低下させ、重要な対策や準備が遅れる可能性があるという点です。日本の安全保障を考える際には、複雑な国際情勢を踏まえた長期的な計画と対応が必要です。
国防の観点から、政府は計画的な防衛力強化と国際的な協力体制の構築を進めるべきです。国民の安全保障に対する意識を啓発するプログラムを設け、理解を深める機会を増やすことが重要です。中国との緊張を避けるため、外交交渉や非軍事的な手段による平和的解決を優先すべきです。国防の問題は甘く見ることなく、現実を直視し、計画的かつ効果的に対応策を講じるべきです。国民と政府は一丸となって、将来の脅威に備える必要があります。これが真の安全保障への道であり、現状を適切に評価することこそが重要なのです。
ネットからのコメント
1、田母神氏の指摘は、感情論や中国の情報戦に流されがちな議論に冷静な現実認識を与えるものだ。戦争は突発的に起きるものではなく、明確な準備段階を伴うという軍事の常識を踏まえれば、過度な恐怖で譲歩を重ねる姿勢こそ危険である。日本は日米同盟や同志国との連携を一層強化しつつも、最終的に国を守るのは自国の意思と力だ。憲法9条の現実的改正により自衛の枠組みを明確化し、スパイ防止法の整備、外国人による土地・建物取得への規制を行うことは主権国家として当然である。抑止力を高めることでこそ戦争は防げるという田母神氏の主張を、今こそ真剣に受け止めるべきだ。
2、元自衛官(陸)ですが、これに関しては田母神さん(先輩)の言う通りですね。逆にウクライナのゼレンスキー大統領は戦争前にロシアは攻めてくるわけ無いと繰り返してました。
アメリカは何度も危ないと警告していましたが、これはちゃんと根拠があって、ロシアの部隊が戦争前にきっちり動いているのをリアルタイムで把握していたからです。自分も直前では戦争開始前にこれはやるなと思っていました。中国に関しては今はその動きはありません。やるなら半年はかかるはずなので、即戦争は無いです。衛星からの情報って便利ですね。
3、>中国は現在全く戦争の準備に着手していない。1年以内に中国の台湾や日本への侵攻が始まる可能性はない」と断言した。同意見。中国の悪化した財政経済、粛清人事による政権内部の摩擦増、軍部との軋轢、そして習近平氏の健康問題。どれをとっても台湾侵攻の時期ではない。ただし、南シナ海、東シナ海での小競り合いは続く。日本は外交努力と防衛強化を進めてどっちに転んでも良いようにしておく必要がある。原潜導入の議論もタブー視してはいけない。オーストラリアも韓国でさえも配備する。アジアの平和は一国では守れない。関係諸国と歩調を合わせていくべき。
4、そもそも台湾みたいな島国を落とすというのは侵攻側に大きな負担となるそれが台湾だけでも、そんなに簡単にはいかない陸続きのロシアとウクライナですら泥沼化してるわけなのだからそれに加えて米日韓とかも参加するかも、となると普通は手を出せないロシアをみればわかるが、核兵器なんて簡単には使えない。
つかえば、瞬時に使われる側になる。橋下がいうほど、国際間のパワーバランスはシンプルではない
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b2c6925f472a523eb25b409023538d4d091e9b28,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]