去年7月から首都圏のマンションで大規模修繕計画の住民会議が行われていたが、そこに住民を偽って工事業者Xの社員が潜入していた問題が発覚。業者Xの幹部は1月15日に取材に応じ、逮捕者が出たことを謝罪し、社員の行動が会社の指示であったことを認めた。2人の社員は不法侵入で逮捕され、現在偽計業務妨害などで刑事告発され捜査が進められている。マンションの修繕では業者Xが関係する会社への工事発注が内定し、比較表にはXが関与する情報の捏造があった疑惑が浮上。業者Xはマンション管理会社が主体となって大規模修繕の内容が決まる仕組みに疑問を呈し、業者間で不必要な費用が計上される場合もあると主張している。

業者Xの行動はマンションの修繕を巡る管理会社と施工業者の関係に警鐘を鳴らす異常な手法だ。企業が住民を装い偽装してまで会議に潜入する行為は社会規範を逸脱している。
制度の欠陥が浮き彫りになり、透明性の欠如と裏取引の横行が問題の本質とも言えよう。まず、管理組合は監視体制の強化を進めるべきだ。次に、内部告発を推奨する方法を設け、内外の透明性を高めることが必要である。最後に、法整備で業界の規制を強化し、公正な取引を保証することが求められる。資産を守るという価値観と業者の利益優先が激突する中、私たちが目指すべきは誰もが安心して住める社会の実現である。これは単なる事件ではなく、社会としての対応が問われる現在の試金石だ。
ネットからのコメント
1、中古マンションの仲介をメインにしてますが、以前に築12年ほどのマンションを販売してた時に大規模修繕工事会社の社員が購入を検討していると連絡してきました。どうやら初回の大規模修繕工事が近そうなマンションを買って、堂々と組合員として大規模修繕工事を受注出来るように持っていきたいとのことでした。部屋自体は大規模修繕工事完了後に売却して、多少の赤字が出ても大規模修繕工事を受注できたら何の問題も無いとのことでした。それだけ大規模修繕工事は美味しい工事なんだなーってその時思いました。
2、文書に起こすと何がなんだかんだわからないところがあるけど。ただ管理組合が管理会社に頼むか他の業者に頼むかは組合員が決める話。高くなる傾向はあるけど不具合対応や時間調整はやりやすいのも事実。 そこに組合員を名乗って入り込むのは全く別の話で、すり替えでしかない。業者の言い訳を流すなど、あまかも軽く論じるのはいけないのでは?
3、住民の合意形成が前提の修繕会議で、業者が住民になりすまして議論を誘導していたとすれば、信頼を根本から壊す行為だと思う。「会社の指示だった」という証言が事実なら、個人の問題ではなく組織的な不正として厳しく検証されるべき。管理組合側も、今後は参加者確認や議事の透明化を徹底する必要があると思う。
4、以前100戸を超える分譲マンションに居住していましたが、年に一回の定期総会などもほとんどの住戸が不参加で基本的には「委任状」で議案がすべて可決されます。この記事の修繕会議についても事前に総会で居住者から修繕委員を選出してその委員と管理会社の代表をメインに進めるのですが、修繕会議には居住者は自由に参加が可能です。
だから普段の総会に参加してない居住者が急に来てもすぐにわかると思うんですけどね。うちは大規模修繕に伴う選定の時には修繕会社もコンペを行いましたが、うちの場合は管理会社が推薦した企業に対し管理会社から価格帯が漏れていたような気がします。居住者にも癒着してる人はいるとは思うけど。数億の金が動く仕事なので色々な人が集まってくるんでしょうね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/375e8c107bc85c1d8d1c0d343af015d53b8d6534,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]