2023年6月2日から7月17日にかけて、熊本市の白坪小学校で、プール周辺の排水弁の操作ミスにより、約46日間水が出しっぱなしとなった事件が発生しました。この結果、水道料金は昨年同時期に比べて約300万円増加し、この金額は熊本市が負担することになりました。教職員が利用した排水弁のフタには操作方法を示す表示板があったものの、経年劣化で外れており、操作ミスが生じたとされています。
熊本市教育委員会は市立の幼稚園や学校に対し、操作表示の改善と、水道メーターの定期確認の徹底を通知し、再発防止に取り組むことを発表しました。

この事件は単なる操作ミスにとどまらず、組織としての監督体制の欠陥を浮き彫りにしています。教職員が使う設備の安全性と効率的な運用を確保すべき学校のインフラにおいて、簡単な指示板が外れていたために、多額の公共資源の浪費が生じたことは由々しき問題です。この背景には、施設の維持管理に対する意識の低さやコストカットの影響が考えられます。解決策として、まずは設備の定期的な点検とメンテナンスの強化が急務です。次に、操作マニュアルの掲示板は耐久性のある素材で作り直し、その安全確保を徹底すべきです。加えて、教職員への定期的なトレーニング実施により、設備操作の正確さを確保することも重要です。
我々は、このような対応が公的資源の無駄遣いを防ぎ再発防止につながることを期待します。施設管理の甘さと公的資源の浪費を対比することで、透明性のある管理体制の構築が求められます。



ネットからのコメント
1、正直「どこかで気付けなかったのか」と思ってしまうけど、操作方法の表示板が経年劣化で脱落していたとなると、現場だけを責めるのはちょっと酷だなと思う。
46日間気付かなかったというより、気付けない構造だったのが問題ではないだろうか?個人に責任を押し付けずに、市が負担すると判断した点は妥当だろう。今後は表示の徹底だけじゃなくて、異常使用を早期に検知できる仕組みづくりまで踏み込んでほしいと思う。
2、毎年ニュースになってますが、学校でプールを管理するには教職員には負担が大きすぎるんです。場合によっては、体育担当1人で給水や塩素濃度などの管理をしています。頑張れる人に仕事が集中して疲弊してます。
3、こういう事故、定期的に起きてますよね。そのたびに「水を出しっぱなしにした人が悪い」で終わらせるのは、正直思考停止だと思う。出しっぱなしになったらアラームが鳴る、一定時間で自動停止するなど、事故が起きない仕組みを作るのが先でしょう。ヒューマンエラー前提で対策するのが、安全管理の基本です。
4、もう学校のプールは防火水槽として残しておくだけにするか、プールの管理や授業は外部に委託しませんか?もともと先生方の負担だったプールの管理近年の猛暑で塩素が抜けやすくなったり、熱中症アラートで授業ができない日があったり、益々難しくなってる
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ce91f94e9fe32c0f87c7b5959ae666d7668854ac,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]