2025年のM-1グランプリは、昨年の「令和ロマン」の連覇に続く形で開催され、見事な笑いを提供しました。1組目のヤーレンズから審査員の高得点が続き、特に注目を浴びたのは4組目の「エバース」と7組目の「たくろう」でした。エバースは車になりたいという無茶な話で観客を引き込み、870点を獲得し暫定1位に。たくろうはコミカルなリングアナ練習のネタで861点を獲得し暫定2位に入りました。
最終決戦には3組が進出し、最終的にたくろうが8票を獲得し、優勝を飾りました。事件が唯一冷めたのは、生成AIで描かれたイラストが番組中に紹介された瞬間で、その後のリアルな人間のパフォーマンスとは対照的だったといえます。

イベントの結果を振り返ると、各コンビが見せた技術と個性が際立ち、観客を魅了しました。しかし、生成AIイラストの紹介が異質感を生む一瞬が存在しました。テクノロジーと生身のパフォーマンスが交錯する中で、これが番組における新たな課題となり得ます。伝統あるM-1の舞台において、人間の技と笑いが主要となるこのイベントで、いかに新たな技術を融合させるかが問われています。これを乗り越えるためには、パフォーマーに焦点を当て続けること、AI活用の適切なバランスを模索すること、そして観客の期待に応える形で未来のM-1の方向性をしっかりと打ち出すことが重要です。
この事例は、テクノロジー進化と伝統の調和の道筋を探る新たな一歩であると言えるでしょう。
ネットからのコメント
1、たくろうのネタ、ただただ爆笑していました。観客も審査員も視聴者も、途中から赤木さんが何を言っても笑えるというか。演者の2人だけでなく、みんななんかゾーンに入っていたような気がします。こういう事が稀に起こるからM1って楽しい。エバースもドンデコルテも最高でした。お笑いってまだまだ可能性があるんだなって、なんだかしみじみ感じた大会でした。
2、個人的に冷めるのは、審査員に必要以上に突っかかるシーン。顔に不満が出まくって論評聞いているのもどうかと思う。一時期それが流行りみたいになって何か嫌だった。審査員が言い返せない立場であることにつけ込んでいるように見える。それでいくと今年はそういったコンビが1組だけだったと思うし、豪快キャプテンやカナメストーンのように、前向きに審査員の発言を受け止めている姿勢が見えて、それも含めていい大会だったと思う。
3、当初、M-1を立ち上げた発起人の島田紳助氏や松本人志氏が居なくなっても、M-1は芸人の賞レースの頂点と改めて認識した今回でした!優勝したたくろうは勿論のこと、他の決勝に残ったコンビもとても面白かったです。
4、番組中のAIイラストはただの繋ぎとしか思ってなくて何も感じてなかったわ。生身の人間が言葉と体の表現で見ている人の生きた感情を揺さぶってやろうと戦い合っているところに「なんだAIか」と思うのは、言われてみれば確かにそう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5a31fd8eb8e2058e628d26e0a83e2ff631ab4584,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]