石破茂首相は、衆院選・都議選・参院選の大型選挙で3連敗したにもかかわらず、2025年7月下旬に続投を表明。一方、静岡県伊東市の田久保真紀市長は、東洋大学を除籍されていたにも関わらず、市の広報誌に「卒業」と記載していた学歴詐称疑惑で一時辞職の意向を示したが、7月末には続投へと転じた。石破氏には党内から、田久保氏には市幹部からそれぞれ辞任要求が出たが、両者とも自らの立場に固執し、SNS上ではその「鋼のメンタル」が話題となっている。
民意に背を向け、責任から逃げる二人の姿勢は、政治の信頼を根底から揺るがす異常事態である。選挙で3連敗した石破首相が「政治空白を生まない」ためという理由で居座るのは、言い換えれば敗北の責任を取らないという宣言だ。田久保市長の学歴詐称疑惑も、公人としての説明責任を果たさずに続投とは、倫理の崩壊でしかない。
本質は、政治家が信任や誠実さよりも、地位と保身を優先する構造的な病理にある。チェック機能の弱体化、倫理審査制度の形骸化、有権者の不信疲れが、こうした「図太さ」を許してしまっている。
解決策としては、①公職者に対する継続的な倫理審査制度の強化、②一定の不信任基準による自動辞任制度の導入、③市民による直接的な罷免請求制度のハードル緩和が不可欠である。
民意なき権力に価値はない。責任を取らぬ政治家が賞賛される世の中では、誠実に生きる人々がバカを見る。
そんな社会は、もう終わらせるべきだ。
ネットからのコメント
1、よくこういう鋼のメンタルとか無理やり褒めるが、鋼でもなんでもないだろ。ただ単に空気を読めず、空気を読まず、自己中心的で自分を褒める声しか聴かず自分をけなす話はデマと断定する。信念をもって何かをやりきるならまだわかるが、政策ぶれぶれで総理大臣になる前に言ったこと何一つ実現してないじゃん。
2、なんでしょうね。このお二人に共通しているのは「恥の感覚の欠如」も勿論ありますが、それ以上に「『矜持』という言葉の都合の良い解釈」だと思います。「矜持」は辞書を引くと「自分の能力を信じていだく誇り。プライド」という意味だそうです。このお二人はまさにこの言葉を自分に都合良く解釈されているのでは、と思えてなりません。
3、いや、税金だから。皆さん有権者、国民から選ばれて行う行政なので、苦情や辞職を求められるのであれば、辞めて下さい。もし、どうしてもやりないなら、税金を使わず、公用車も使わず、無給で働いてください。まずは、そこからでしょう。
4、鋼のメンタルというより恥知らず。
それだけモラルの低い議員がトップに立っている。普通なら潔く辞めるのだが、こういう人間に日本の常識が通用しないのだろう。日本のトップが選挙に負けたにも関わらず、意に介さず無駄な時間を使い、国民のことなどそっちのけで屁理屈を並べて居座ろうとしているのだから、私は選挙に負けてないから辞める必要はないと考えても不思議ではない。かつて権力にしがみついていた菅直人を観ているよう。あの時も感じたが、首相の権限、首相を辞めさせることはこんなに大変なんだということを石破が思い出させた。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/3a26b8b250ee92851cf4aa45d0d10242f5a9fda4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]