10代を中心に被害が拡大する「セクストーション」事件では、SNSで知り合った外国人女性に性的画像を送った後に脅され、金品を要求される手口が横行している。特に2023年度は1864件の被害相談が寄せられ、前年度比で約3.5倍と急増。今年度もすでに1000件を超えた。被害者の約68%が男性で、加害者は海外の犯罪グループとみられ、日本の法整備の遅れがターゲット化の一因とされる。
夏休み期間中は子供のSNS利用が増え、特に注意が必要だ。
巧妙かつ悪質なセクストーション犯罪が、日本の法整備の甘さを突いて勢力を拡大している。未成年者や若年男性が標的にされ、SNS上で信頼を装ったうえで性的画像を入手し、即座に脅迫へ転じるという一連の流れは、明確に公共の安全を脅かす行為だ。しかも、被害者の68%が男性という実態にもかかわらず、男性は性被害に遭わないという古い価値観が、被害の深刻化と孤立を招いているのが現状である。
この構造的問題の背景には、(1)国外からの加害に対処する国際的な法執行力の欠如、(2)SNSプラットフォームとの連携不足、(3)学校や家庭でのデジタル性暴力に関する教育の未整備がある。これを打開するには、①国際的な犯罪者摘発のための警察・入国管理・外交機関の連携強化、②プラットフォーム事業者に対する通報義務や削除義務の法制化、③児童・生徒へのSNS利用教育と親世代への啓発活動の徹底が不可欠だ。
被害者の沈黙の裏には、社会が押しつけた「恥」の意識がある。その常識こそが加害者の温床だ。沈黙に寄り添う制度こそ、今必要とされている。
ネットからのコメント
1、昭和生まれにはまったく理解できない行動。顔も見たことがない、付き合ったこともない、現物の裸を見せ合ったことも無い人間に、よくも自分の裸を送れるもんだ。どこに住んでるのかも知らないのに・・なんでも騙した側が悪いと言われるが「普通、送るか?」が私の正直な感想です。
2、SNS上でそこまで信頼できると断言するとが理解できない。マチアップにしても相手が確認できないうちにことを進めるからトラブルに巻き込まれるのだと思う。いかがわしい儲け話は持ちかけてきた相手の立場になって考えれば、結末は推測できそうなものだ。ロマンス詐欺にしても、SNSの上では相手が男であってもおかしくはない。怪しい投資の誘いを投げかけられても、金融機関に届け出もしてないところに大金を送ること自体で既に罠にはまっている。キャバクラやホストクラブにしても、結婚しようとか、甘い言葉を投げかけられても、相手は複数の異性に同じ言葉を言っているだろう。
その言葉だけを信じてしまうのは、危険極まりない。客観的に金儲けしたい奴らが考えることや言う事は同じに聞こえる。キャバクラは40代以降のバツイチが狙われるようだし、ホストは恋愛経験の浅い自己肯定感の低い女性を狙う事はよく知られている。
3、何事にもおいても、「これを悪用されたらどうなるか」と考えて行動しません?普通は。文字通り自分の恥部を晒し、自ら人に弱みを与えるなんて生物としてダメダメすぎる。
4、オーストラリアと同様に日本も子供にはSNSのアカウントを登録できないようにすれば良い。SNSやオンラインでのやりとりは便利な反面、社会性や危機感が十分に備わっていないことで犯罪に巻き込まれやすく、想像力や共感性が発達途上にあることから他人との距離の取り方が上手くいかずトラブルになったり傷付けたりすることが頻繁に起きる。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6aa0edd371fb9971bc91f9b5935e8f8490a311c1,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]