事件概要:2025年8月10日、北アルプス五竜岳で65歳の女性と70歳の男性が登山中に体調不良を訴え、行動不能に陥りました。彼らは8月8日に4人で登山を開始し、標高約2,800メートルの五竜岳山頂付近で低体温症と思われる症状を発症しました。同行者の通報により、長野県山岳遭難防止常駐隊員が午後1時に出動し、2人を救助。約1時間半後、山小屋に収容され、けがはありませんでした。
10日、五竜岳周辺は強風と豪雨に見舞われており、警察は登山者に対し、技量に見合ったルート選びや計画的な登山、休憩を取ることなどの注意を呼びかけています。
コメント:登山中に体調を崩し、行動不能となった高齢者の遭難は、登山計画や準備の不足、または過信が原因である可能性があります。特に、天候が不安定だった8月10日、五竜岳付近での風雨が体調に影響を与えたことは予測されるリスクであり、登山者は自身の体力や技量を正確に把握することが必須です。登山には、計画段階で余裕を持ち、天候や体調を最優先に考えた判断をする必要があります。今後の対策として、登山者への教育の強化や、登山中の気象情報をより細かく提供するシステムが求められます。登山は自然との向き合いであるため、リスクを最小限に抑えるための努力を惜しんではならないのです。
ネットからのコメント
1、30代で登山経験者です。(夏山のみ)なぜこの様な天気で登山をするのが理解に苦しみます。雨風の中登っても寒くて辛いし遭難のリスクは上がるだけで、何も面白くないと思うのですが。まして昔より天気予報の精度は高いし、雨になることは分かりきっています。以前槍ヶ岳山荘で夕食の際に、隣にいた中年の女性が連れの方と笑いながら「天気悪くても予定入れたら登るよね〜」と話していました。きっと同じ考えの方が遭難してしまうのでしょう。
2、自分もやったことあるルートですがキレット小屋スタートでも五竜までは結構ガレ場の登りが何度もあって大変で分岐から五竜岳がまたキツい。後立山の山では一番大変じゃないかな?技術的より体力が消耗する山。連休悪天候でこのような事故が起きる懸念があったけど中止にする勇気を持って欲しい。
3、柏原新道からだと鹿島槍ヶ岳を経由して八方キレットを渡って五竜岳まできたんですね。8日は冷池山荘に泊まって9日キレット小屋に泊まって五竜岳に10日に来た感じでしょうか。鹿島槍ヶ岳と五竜の間は険しい山域ですが、行程的には無理のない登山計画だと思います。
天候が良ければの話ですが。天候が悪くなることは予測できたと思います…こんな時は無理をせずにキレット小屋でもう一泊するか、怜池山荘で引き返すべきだったかもしれませんね。五竜山頂から五竜山荘は一時間近くかかりますし、天候が悪ければ危険な岩場の急斜面です。山荘に常駐している山岳遭難防止常駐隊員に感謝ですね。二次遭難にならなくて良かったです
4、自分も山登りをするけど、まず天気予報は絶対に調べるし、あと山の天気予報も確認して、少しでも雨が降りそうだったら断念してまたの機会に行くようにしてる。昔から山は逃げないと言われてるし、火山でもなければ登れなくなるということはまず無いから。(だから活火山だけは、登れるうちに登るようにしてる)あと柏原新道から五竜岳ということは、鹿島槍ヶ岳を登頂してキレット小屋を経由するルートだったと思うけど、キレット小屋から五竜岳は特に難易度が高く、晴れた日でも命がけのルートだったりするから、天気が崩れると分かってたら、ベテランでもまず行こうとはしないはず。ましてや高齢者となったら、自分の体力を若いときのままで考えて行動すると本当に危険だと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/bce82d95dd54aedd6301813e79dfad9fc8aa310c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]