広陵高校（広島）は、第107回全国高校野球選手権大会に出場したものの、出場を辞退することになった。辞退の理由は、SNS上で暴力事案が明るみに出たことに起因している。日本高野連は3月にこの事案について厳重注意をしており、6月には学校が暴力行為の公表を行った。さらに、別の事案で元部員が被害を訴え、保護者からの要望に応じて第三者委員会が設置され、調査が進められている。

この辞退が前代未聞の事態として取り上げられ、金子恵美氏は組織の対応の遅れや誹謗中傷に対する対処法について指摘した。

広陵高校が甲子園出場を辞退するという事態は、スポーツの倫理や学校教育における対応の難しさを浮き彫りにしています。問題の本質は、事件発覚時の学校側の対応の不十分さにあります。早期に問題を正しく対処し、透明性を持って解決に向かうべきでした。SNSでの誹謗中傷や暴力行為を巡るトラブルが学校の責任を超えて広がることを防ぐためには、さらなる対策が必要です。

まず、学校内部での事案に対する迅速かつ適切な調査機能を強化すべきです。次に、SNS上での誹謗中傷を防ぐために、事前に予防策や対応のマニュアルを作成し、関係者全員に教育を施すことが求められます。そして、外部からの意見を取り入れるため、第三者委員会を常設化し、迅速かつ公正な調査を行うべきです。

これらの対策が講じられた結果、学校が抱える問題を解決し、再発を防ぐ道が開かれるでしょう。

今回の事案は、単に一つの学校の問題ではなく、社会全体に対する警鐘でもあります。暴力行為やSNSによる誹謗中傷が社会に与える影響を最小限に抑えるためには、個々の責任を果たし、適切な社会制度を構築することが急務です。

ネットからのコメント

1、今後は高３で18歳になってからの発覚は、イジメとかの問題ではない…成人ですから傷害事件扱いですよ。出場辞退とかの問題ではない。なんの為に成人年齢を下げたのかを高校では教えるべきです学生なら何でも大丈夫なわけではない

2、広陵高校の校長、監督、コーチ、先生が正しい調査のもと、正しい裁定を下しておけば、こんなに問題は大きくならなかったと思うし、加害者生徒も必要以上に叩かれることも無かったと思う。個人的には連帯責任で出場辞退ではなく、加害者生徒のみ甲子園メンバー外が望ましかったのではと思う。加害者側と被害者側の言ってることは全く違うし、どちらかが嘘をついてると言うことなんだけど、被害者側でSNSに実名で告発した人はかなりのリスクがあるにも関わらずに実行した。

色んな情報の中で自分は被害者側が嘘をついてるとは思えない。一番、釈然としないのは被害者の方だと思う。

3、初動が大事って言ってる方が属されてる組織は問題起きたら第三者委員会とか立ち上げて調査するようなところに属してるんでしょうね。会社とか社会とか世間一般的ににお互いの事情、両方の意見聞いて確実に事実認定出来るもので処分、方針が決まります。属してる組織内で問題が起きたらその上司が聞き取り報告書を上げて会社なり組織が処分を下すと思います。事実認定出来ない事柄で処分してたら冤罪生みます。教育機関は捜査機関ではないので限界があると思いますが。多くの場合が第三者委員会なんか設置してくれないので司法の場で戦うでしようね。

4、今後新入生は入りづらいから他に行くし学校の名前は落ちたし生徒はこれから酷いバッシングにあうだろうな…暴力事件に関わった生徒や関係者は当然として関わっていない生徒の保護が必要かと。何でもかんでも晒している動画等は摘発しないとね