自民党は8日、参院選の結果や政権運営を踏まえ、総裁選の前倒しを総裁選管理委員会で検討する方針を決定。党則では国会議員と都道府県連代表の過半数要求で前倒し可能。判断は8月末以降で、47都道府県連の意向確認が鍵。森山幹事長は参院選総括後に結論を出す意向だが、辞任観測が広がり後任人事も焦点。幹事長不在や固辞が続けば、石破総裁辞任の可能性も。
背景には旧安倍派などによる権力闘争の見方もあり、夏以降に事実上の選挙戦突入の可能性が高まっている。
権力闘争に明け暮れ、国民生活より党内勢力の均衡を優先する姿は、民主主義の本旨を損なう異常事態だ。参院選後の混乱を総括すべき場が、派閥間の駆け引きと政敵排除の道具に変質している。問題の本質は、党則や手続きの形だけを守りながら、中身は派閥支配と短期的権力維持に終始する政治文化にある。これを断つには、①総裁選日程決定権を党員・党友投票の結果に連動させる制度改革、②幹事長や執行部人事を透明化し派閥推薦を排除するルール、③任期途中の総裁交代には政策検証と国民説明を義務付ける法整備が不可欠だ。権力は国民のために使われるべきであり、派閥のために使われる瞬間、それは政治ではなく私物化に堕する。今こそ政党は、国民の信託を裏切らぬ姿勢を示すべきだ。
ネットからのコメント
1、自民党内の混乱は記事にある通り、しかしこれを乗り切ったとしても維新や国民民主が石破政権のままでは乗らず、立憲と組むは与党内が難しい。国会が開けば予算案がもはや通らないのではないか内閣不信任案も出される可能性もある。
造反が多数出る可能性もあるそうなると解散総選挙もしくは辞職どのみち先は詰み状態ではないだろうか
2、総裁選を実施するにあたり、党員票を含めたフルスペックの選挙が実施出来ないようにズルズルと引き延ばす事が無いようにすることが重要ですね。日頃から党費を支払っている党員の票を入れると前回同様に高市さんが有利になるから、議員票だけで決めたがっているらしいけど、そんなことしたら益々党員が離れてしまうと思う。
3、自民党地方組織が動き始めた。宮崎県連は総裁選前倒しに賛成、他県連からも賛同の声が続々。「責任を取らないなんてありえない」との厳しい意見も。石破首相、退任論はもはや地方からも包囲網――解散か、総裁選か、決断の時が迫る。
4、石破の続投したいという意思を尊重するにしても、最低限、総裁選は実施すべきだろうね。もちろん石破にも出馬してもらう、本当に本人が続けたいと思っているのならば。衆院選、都議選、参院選と3つ続けて歴史的大敗を喫しておいて、もちろん石破だけのせいではないとはいえ、組織のトップが何の責任も取らず審判も仰がずなんてのは有り得ないと思うよ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/030f88b683a43aca335def30f24b2b945733d457,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]