2日午前9時半前、埼玉県行田市で下水管の点検作業中、マンホールに作業員4人が転落しました。消防への通報により、事故現場に駆けつけた警察と消防隊員が救出作業を行い、4人全員を病院に搬送。しかし、3人が死亡し、もう1人は心肺停止状態でした。事故の原因はマンホール内に充満した硫化水素とみられ、作業は1月に埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故を受けて行われたものです。
作業現場の下水道管は川の近くにあり、深さは12メートル以上に達していました。
この事故は、作業員の安全管理に重大な問題があることを示しています。現場での危険物の存在や、作業員が落下した原因を調査する必要があります。また、事故後の迅速な対応や、今後同様の作業の際に十分な危険予知と対策を講じることが求められます。
作業環境の改善、緊急時対応の強化、作業員への安全教育を徹底することが不可欠です。
ネットからのコメント
1、硫化水素に対する十分な対策をする前に、何らかの理由で1人が転落して、それを助けに入って2次被害が発生したのだろうか。穴があったら硫化水素が発生していることを疑えというのが業界の鉄則。いくら事前の講習を受けて知識があったとしても、咄嗟のときは対応ができないのが人間なのかもしれない。
肝に銘じます。亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
2、仲間のために、すぐに救助に向かった人たち、こんな責任感の強い方々が命を落とされたのが悔やまれてなりません。こんな猛暑のなか作業をして下さっていることに感謝しかありません。一報を聞き命が助かって欲しいと願っていましたが本当に残念です。こんな悲しい事故が二度と起こらないように、待遇改善と安全管理の徹底を切に願います。ご冥福をお祈りいたします。
3、あまりに危険な仕事。普段は安全対策をしているとは思うが、事故が一つ起こると被害がどうしても大きくなる。なるべく機械化が進んで、インフラ整備してくださる方たちが安全に働けるようになって欲しい。民営化せずこういったところを整えて将来的な人的・経済的コストを抑える対策も必要。
4、これはとても悲惨な事故です。そして作業にあたり、必要な対策が取られていたのかが重要なポイントとなります。厚生労働省の「職場の安全サイト」には、第2種酸素欠乏危険場所の作業は、その日の作業開始前に、当該箇所の空気中の酸素と硫化水素の濃度を測定することとなっているはず。
作業箇所について、酸素濃度を18%以上、硫化水素濃度を10ppm以下に保つように換気を行う必要がある。第2種酸素欠乏危険作業に係る酸素欠乏危険作業主任者を選任し、主任者から作業の決定と作業者の指揮を行わせて、作業方法、危険防止のための措置等について、明確な指示を行わせる必要があること。法定特別教育のほかに、作業者に対する酸素欠乏及び硫化水素の危険性等についての教育を日頃から徹底させることが重要である。空気呼吸器等のほか、はしご、繊維ロープ等非常の場合に作業者を救出するために必要な用具を備えつける必要があります。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/8a10dabe71202a7f4104bd3748ab5cda9b01adcc,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]