この度の出来事は、「森友学園」の公文書改ざん問題に関連し、自ら命を絶った近畿財務局職員、赤木俊夫さんに関連する資料の開示についての進展です。赤木さんの妻、雅子さんは夫の自殺の真相を知るため、国を相手に裁判を起こし、大阪高裁で不開示の取り消しが確定した結果、財務省から今年4月以降、およそ17万ページの資料と電子データが順次開示されています。
今回、その3回目として、およそ1万8000ページの資料が公開されました。資料には、赤木さん以外の職員による手控えが含まれ、開示は財務省で行われました。雅子さんの裁判で求められていた「財務省と近畿財務局が検察に任意提出した資料」も含まれているが、元の資料リストがなく、提出された資料の返還が行われていたことが新たに判明しました。
この問題は、国家機関の不透明な実務が及ぼした悲劇であり、深刻な制度の欠陥を浮き彫りにしています。財務省による公文書改ざんは、透明性の欠如と責任の所在の不明確さを示しています。問題の本質は、公務員が不適切な指示に従わざるを得ない環境が整備されているという構造的な欠陥にあります。まず、官僚機構の透明性を高めるため、公文書の管理・監査体制の強化が不可欠です。そして、内部告発制度の強力な保護を実現することで、職員が不正に関与せずに済む環境を創出すべきです。
さらに、政府機関における情報開示の迅速化と、第三者機関による監査を強化し、法的拘束力を持たせることも必要です。このような施策を通じて、公務員が倫理的責任を果たしつつ働ける健全な環境を実現することが、私たちの社会の信頼回復に繋がります。この問題は、社会正義と個人の尊厳が問われる重要な局面を示しています。
ネットからのコメント
1、中身が分からないのでよく分からないのだが、当時メディアが騒いでいた森友疑惑とやらの真相はこの資料開示で明らかになったのか。大手がほとんど報じていないが、これは大騒ぎはしたがやはり安倍元総理との関係やらなんやらは違っていたからなのか。国会であれだけ膨大な時間を費やして国政を停滞させたんだからメディアも立憲もこの件についてもっと何か話したらどうなのか。
2、財務省に不利になる資料を抜き取っていないのでしょうか。森友問題は何かがあると個人的には思っています。弁護士が色々と調べるでしょうから、やがては決着がつきますが、財務省はクセ者だと思っています。財務省側は、隠さずに全て提出する事を願っています。
3、日本は政府や官庁、地方自治体など記録を疎かにする。時の権力者が悪いことをしてもそれを闇に葬る、揉み消そうとする悪い癖がある。権力者を守ろうとすることの考え違いをしている。本当に守るべきは真実であり、国民である。文書を破棄したりシュレッダーで破砕したり…公開時も黒塗りにしたりと。アメリカではメモ紙一つも国の重要な記録文書として保管するシステムとなっている。破棄しては、のちの検証ができなくなる。日本は過去に学ばなければならない。
4、財務省は証拠文書を小出しにして意図的に隠蔽工作に拘っている。安倍はすでに亡くなったのだから今更隠して何の意味があるのか理解できない。旧安倍派の指示があるかも知れないが、事実を隠蔽していては国民が納得できない。速やかに全ての文書を公開すべき。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7eb2bc54e30b7381130320ef9fa30038139852c3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]