海上自衛隊のあぶくま型護衛艦の輸出拡大を日本政府が検討していることが明らかになった。既にフィリピンへの輸出が発表されており、新たにインドネシアとベトナムへの輸出案が浮上している。この動きは東南アジアの海上交通路の要であるシーレーンの安全保障面での連携強化を狙ったもので、殺傷能力を持つ護衛艦の輸出は「共同開発・生産」の条件下で可能となる。
中古艦を仕様変更することで共同開発として位置付ける方針に異論が出る可能性があり、慎重な調整が必要である。防衛省は新たな省人化できる護衛艦への切り替えを進めるため、1989~93年に就役した全6隻の退役を計画している。また、2022年の防衛力整備計画には、古い艦艇を早期退役させ「同志国への移転を検討する」方針が明記されている。
政府のこの動きには多くの問題点が潜んでいる。まず、殺傷能力を持つ護衛艦の輸出が「共同開発・生産」の形で事実上の抜け道として認められている点は、法的な抜け穴を利用しているとしか言えない。次に、日本政府は中古艦を仕様変更することでそれを共同開発と位置付けるとしていますが、これは制度の欠陥を露呈している。護衛艦の輸出がもたらす安全保障上のリスクや倫理的な問題については深く議論されるべきです。
具体的な解決策としては、まず軍事的な輸出の規制強化と国際的な協議が必要です。次に、東南アジアとの海洋安保連携を強化する際には地域の安定を第一に考慮した外交が求められます。そして、日本国内においても軍事輸出の倫理観を再評価し、法整備を見直す必要があります。このような動きは、利益追求のための危険な制度利用を正す機会でもあり、長期的な平和維持に向けた重要な一歩となり得るのです。
ネットからのコメント
1、海自艦は艦齢問わず、中も外も常にピカピカに整備されている。だからこのまま廃船はあまりにも勿体ない。有効活用できるなら積極的に貢献させるべき。武器輸出の原則も現実に即して変えたらいい。
2、東南アジアに輸出することは大事なことになるとの話。今はベトナムを除く多くの国が中国からの武器を使っているのとのこと。つまり東南アジアが中国の意のままになる事を意味するそうです。日本の武器を使うのであれば日本に攻め込むことは不可能。日本国の安全保障上大変重要なこと。
3、高速鉄道の件があったのにまだインドネシアと軍艦の共同開発という名の技術共有をするなんて信じられないわ日本側から得た情報全部を中国に渡すような国なのに軍事機密を教えるなんて間接的に中国に情報を渡そうとしているようにしか思えないけどねインドネシアが東南アジアの中で重要な立ち位置にいるのは理解できるが、日本を裏切った前科がある以上インドネシアとは親密になるのはリスキーすぎる機密を共有する国はもっと慎重に選ぶべき
4、日本も武器を売ることのできる普通の国になったら良い。武器を作る能力が高い国で積極的に輸出していない国は日本ぐらいなもの。敗戦国のドイツは戦後すぐに輸出してるし、韓国も安さをメリットに輸出している。日本も積極的に輸出することで技術開発が発展する。変な話だが実践で使われないと本当の実力や技術は発展しない面もある。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d1c0197c1e4c2925aa8880ff5f45ff0887839e0b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]