13日、冷凍食品大手ニチレイでサイバー攻撃によるシステム障害が発生した。24日、冷凍食品の出荷業務などがすべて復旧し、各拠点で取引先への受注・発注制限を解除した。影響で、ケンタッキーの一部店舗では営業時間短縮、イオンでは一部冷凍食品の品切れが発生した。21日にはロシア系ハッカー集団「ランサムハウス」がダークウェブで犯行声明を出した。

企業の基幹システムが一度のサイバー攻撃で物流や店舗運営にまで影響を及ぼした事実は、現代社会のインフラ防衛がまだ十分ではないことを示している。攻撃者の悪質さだけを問題視して終わらせるのではなく、企業側の危機管理体制そのものを見直す必要がある。特に食品供給を担う大手企業では、障害発生を前提とした備えが欠かせない。今後は、①重要システムの定期的な脆弱性診断と防御強化、②異常発生時でも物流を維持できる代替運用計画の整備、③取引先や関連企業を含めたサイバー対策の連携強化を徹底すべきだ。
便利さを追求するほど、守る仕組みへの投資を怠れば社会全体が被害を受ける。攻撃者の一撃で揺らぐ経済ではなく、どんな脅威にも耐えられる社会こそが本当の強さである。
ネットからのコメント
1、いくら強固なセキュリティ対策を講じたとしても、インターネットに繋がるシステムである以上は外部からの侵入を完全に防ぐことはできないということを認識すべきですね。侵入を完全に防ぐことができない以上は、侵入されたとしても被害を最小限にできたり復旧が迅速にできる仕組みを作るか、インターネットから物理的に隔離したシステムを別に構築し運用するといった対策が必要なのでしょうが、そこまでしている企業は中々無いのだと感じます。
2、ニチレイのサイバー攻撃による冷凍食品の復旧作業は迅速に対応したと思います。昨年ではアサヒのランサムウェアによる品薄や飲食店によるアサヒビールの入荷の影響が大きかったと思います。今回のニチレイのサイバー攻撃による業務の影響は大変だったと思いますが他の会社もサイバー攻撃には気をつけないといけないと思います。
3、どうなるか心配でしたが、復旧は想像より早かったですね。昨年のアスクルは108日間、アサヒホールディングスは5カ月間など、流通系の企業システムが障害を起こすと、復旧に相当な時間がかかっていました。それらに比べると、ニチレイは随分早いと思います。
4、大手食品メーカーのニチレイがサイバー攻撃によるシステム障害を乗り越え、全拠点で受発注の制限を解除し、出荷業務の全面復旧を果たしました。外食チェーンの営業時間短縮や店頭の品切れなど暮らしへの影響が広がっていただけに、これだけの規模のシステムを短期間で立て直し、社会インフラとしての供給責任を果たされた対応の早さには感銘を受けます。巧妙化するサイバー攻撃により、どのような組織でも被害に遭うリスクがある現代だからこそ、問題発生から素早く復旧に漕ぎ着けられたという結果は、私たち消費者に大きな安心感を与えてくれます。セキュリティの壁を完全に維持することが難しい時代において、真に問われるのは被害を最小限に留める事後対応のスピードと柔軟性なのかもしれません。
今回の迅速な正常化は、企業の危機管理における優れた手本になると同時に、食を守る現場の熱意を感じさせる心強い事例だと感じます。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/533681b67cf28f502078ff8f9fb20c8aa9ece540,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]