25日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派は、サウジアラビアによる24日のイエメン西部空爆への報復として、サウジ南部の都市ジザンへミサイル攻撃を実施したと発表した。フーシ派は紅海でサウジ関連船舶への攻撃や海上封鎖を宣言しており、ジザンでは火災が発生。サウジ当局はジザンとヤンブーに緊急警報を出したが数分後に解除した。

ミサイルと空爆の応酬が続き、民間地域を巻き込む危険な連鎖が広がっている。武装組織による船舶攻撃、国家による空爆、その報復攻撃という流れは、どちらも安全を守る名目で市民の不安と犠牲を拡大させる異常な状況だ。問題の本質は、武力で対抗することが常態化し、政治的対話や国際的な調停機能が十分に働いていない点にある。地域大国や関係国は、軍事的圧力だけでなく停戦交渉の枠組みを強化すべきだ。具体策として、第一に第三者による監視付き停戦制度を設けること、第二に民間施設や航路を守る国際的な安全保障体制を整えること、第三に武器供給や資金経路を透明化し、無差別な攻撃を抑止する仕組みを作ることが必要だ。
力で相手を屈服させる時代ではなく、命を守る責任こそが政治の基準であるべきだ。戦場の拡大を防ぐことが、真の勝利につながる。犠牲を生む報復合戦を終わらせる決断が求められている。
ネットからのコメント
1、サウジアラビアとイエメンの紛争にイランが関与するかどうかですね。サウジアラビアはイランとの紛争を避けましたが、イランとアンサールアッラーは共闘しており、ここは裏切る事はないのでサウジアラビアとイランの関係が悪化するかどうか。湾岸諸国が参戦しつつあり、イラクのクルディスタンもアメリカに圧力を掛けれている様なので地上戦も始まるかもしれません。中国もイランを支援し、ロシアもTu-214PUをイランに送って備えており、アメリカの覇権国家と多極世界との更なるエスカレーションになりそうです。
2、フーシ派の兵站の面で以前とは少し違う状況になっていると思うのだが、違うかな? 兵器の供給面でフーシ派は自給などできず、イランに頼らざるを得ない。サウジアラビアとフーシ派は完全対立しているのだから、陸路のサウジアラビア経由で兵器が流入して来るのは考えにくい。
以前と異なるのは海上輸送で、イラン南部の港からイエメンに移送される武器があったのだろうが、現在はアメリカ海軍によってイランの港を出る船は封鎖されている。海上輸送を前提にした兵站線は成り立たなくなっている。残るルートはオマーンを介した陸上の密輸ルートだが、現在のオマーンとイランの関係を見て、オマーンが密輸を黙認するようにも思えない。時間の問題でフーシ派が保有するミサイルは枯渇方向に向かうのではあるまいか?
3、サウジ側にどこまで紛争を拡大させる考えがあるか。イランとフーシ派により、自国の海上輸送経路が封じられることはサウジにとって、かなりの痛手になる。今回を機に、フーシ派を本格的に潰すかのかどうか。中途半端な攻撃では封鎖を解くまでに至らないのはホルムズ海峡を見ても分かるように、封鎖を解除させるために戦うのなら、本気でフーシ派を滅ぼしにいく必要がある。現実的に、サウジにそこまでの装備品が揃っているのか。強力な装備品を自国で開発しているアメリカ・イスラエルなどとは異なり、それらを購入する側である湾岸諸国の脆弱性が見えている。
野蛮な勢力に囲まれているサウジにとって、安全保障上の軍事能力を独自に増強させる必要性が高まっている。
4、アメリカとイスラエルの勝手な妄想で中東の各国の安全は破棄されてしまった。一刻も早く紛争を、終結させて復興しないと世界中に更なる影響が出てしまう。各国の復興費用は勿論アメリカとイスラエルが全て出さなければならないと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/3eb7a09b10f384b3ff1a4d9ca332e827d16fc580,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]