【事件概要】
2025年8月3日、千葉県船橋市の集合住宅で、76歳の父親・古谷隆信容疑者が52歳の長男を包丁で複数回刺し、殺害しようとしたとして現行犯逮捕された。息子は背中を刺され意識不明で搬送されたが、意識を取り戻し命に別条はない。古谷容疑者は「長男からの暴力に耐えられなくなった」と供述。
警察は日常的な家庭内暴力の実態と事件の動機を調査している。
【コメント】
76歳の父が包丁を手に取るまで追い詰められた現実。この事件は単なる家庭内の「もめごと」ではない。高齢の親が実の子から日常的に暴力を受け、逃げ場もなく、孤立の末に凶行に至る――この背景には、日本の家庭内暴力(DV)制度の深い盲点が横たわっている。
まず、親から子への暴力には敏感でも、「子から親へ」のDVは社会的認知が極端に低く、相談機関も対応が後手に回る。次に、高齢者が抱える経済的・身体的制約から、被害を訴える力を持ちにくいという構造的問題がある。そして、「家族の問題は家で解決すべき」とする古い価値観が、被害者を沈黙させ続けている。
これを防ぐためには、(1)高齢者向けのDVホットラインを全国で強化し即時対応体制を構築、(2)医療機関や福祉関係者による通報義務の明文化、(3)「子から親への暴力」を正面から扱う法律と啓発活動の整備が急務だ。
家族だからといって暴力を受け入れる義務は誰にもない。高齢者が声を上げられず、包丁を握るしかなかった現実こそ、私たちの社会が直視すべき「異常」だ。
ネットからのコメント
1、これはお父さんに同情します。70代のご老人に58代の息子が暴行を加えるなんてかわいそうですし、このお父さんの目のアザが物語っているようにかなりの暴力だったと思います。こんなの誰でも耐えられないと思いますし、ホントに辛い事件ですね。個人的にはこのおじいちゃんの刑は軽くしてほしいですし、逆に暴力をふるっていた息子に重めの罪を与えてほしい。
2、こんなにも顔に痣があり、きっと体中に痣があると思う。 下手したら息子に殺されてしまうところだったとも思っている。 我慢に我慢を重ねて、この父親は耐えてきたのだろう。 逮捕になってしまったが執行猶予付きの判決がでるように。 そして二度と息子と一緒には暮らさないで欲しいし暮らしては成らない。
3、育て方と言われるだろうけれど、生まれつきの気質というものはある。こういう息子が生まれてしまって、責任感じてお世話していただろうに、悲惨な人生になってしまった。
心底同情します。この息子、一人では暮らせない。働けない。なのにシャバに戻されて、さあ一人で暮らせと言われるわけで、ご近所が戦々恐々とするでしょう。
4、こんなにあざだらけな顔をして嘘だとも思えないのだけど、これ父親は罪に問われることになるの?自分の身を守る行動じゃないか…。他人なら離れることができるけど身内だし簡単なことではないのでは?なんなら息子を逮捕する方向で話進まないのかな?
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/106e016631f501e09316dd8b0f7a5a0119f42fc5,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]