6月27日、神戸市須磨区の鷹取駅で列車の運転士が駅を誤通過する事案が発生した。前日からの大雨によるダイヤ乱れで、6時間予定だった運転士の休憩時間は約1時間に短縮されていた。JR西日本は点呼時の様子や本人の申告から乗務可能と判断したが、倉坂昇治社長は22日の会見で、今後は乗務員の休憩不足時に運休も選択肢になると示した。

駅を誤通過した列車の背景に、運転士個人の注意力だけを問う姿勢は危険である。大雨による混乱は予測不能な面もあるが、6時間予定の休憩が1時間になる状態で安全運行を続けたこと自体、現場任せの管理体制の弱さを示している。鉄道は「走らせること」より「安全に止める判断」が優先される公共インフラだ。改善には、①異常時に一定の休憩時間を確保できる運行計画と人員配置、②乗務員の疲労度を客観的に確認する仕組み、③休憩不足時に自動的に運休や交代判断を行う基準の整備が必要である。
利用者への影響を恐れて無理な運行を続ければ、最終的に失うのは信頼と安全だ。便利さを守るために安全を削る社会ではなく、安全を守るために不便を受け入れる社会こそ成熟している。公共交通の責任とは、遅れを減らすことではなく、事故の可能性を減らす覚悟を持つことである。安全より定時性を優先する発想から脱却しなければ、同じ問題は形を変えて繰り返される。
ネットからのコメント
1、鉄道に関する技術上の基準を定める省令第十条 係員の教育及び訓練等3 鉄道事業者は、列車等の運転に直接関係する作業を行う係員が知識及び技能を十分に発揮できない状態にあると認めるときは、その作業を行わせてはならないこれに該当する恐れがある。鉄道事業者主導だとなかなか動かないだろうから、国交省が主導して全国の鉄道事業者に対してインターバルを設けるなり、乗務員の安全対策を実施してもらいたいですね。
2、個人的にこうした休息が出来ずオーバーランというミスを犯してしまい、病を発症して運転手が減るという流れになるのなら運転取りやめは納得できるし、福知山線脱線事故のような悲惨な事故を少しでも減らせる流れになるのは良いと思います。
こうした感覚に異論を唱えるのであれば、ご自身が自己負担で運転士の免許を取得して鉄道会社やバス会社に今すぐ就職すべきでしょう。
3、休憩不足が事故を招く原因になるのは確かだし、これは仕方ないと思う。勤務間インターバル制度が法制化されたけど、現状は努力義務。列車運転士のような、多数の人命に関わるような業務をされる方は義務化して休憩時間を確保するようにしてもいいんじゃないかな。JR西日本だけの話ではないはず。
4、「本人の申告などから心身の状態に問題がないと判断」っといった曖昧な定規に判断を任せるのではなく、パイロットの様に勤務時間ごとに必要なインターバル規定する必要があるのではないかと思いました
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/955a40433b197f3e145c1f56e276b430a500e84c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]