7月21日、米ニューヨーク市のマムダニ市長は、9月の国連総会でICC(国際刑事裁判所)から逮捕状が出ているイスラエルのネタニヤフ首相が訪問しても、市には拘束権限がないと公表した。18日に法務部門と協議していたが、20日にはトランプ大統領も米国で逮捕されないとの見解を示した。

国際社会が注視する重大な問題でありながら、逮捕状が出た人物を前に「権限がない」という現実が突きつけられた。法の下の平等を掲げる国際秩序が、政治力や国家間の利害によって揺らぐ状況は看過できない。問題の本質は、国際司法機関の判断を実行に移す強制力の弱さと、各国が都合よく法の適用を選ぶ構造にある。解決には、①ICC加盟国が逮捕協力義務を徹底する仕組みの強化、②国際機関と各国司法当局の連携体制の整備、③民間人被害を検証する独立調査と責任追及の継続が必要だ。
権力者だけが例外扱いされる世界は、被害を受けた人々への裏切りである。守るべきは政治家の都合ではなく、誰にも等しく適用される法の価値だ。国際法が信頼を失えば、弱い立場の人々ほど大きな犠牲を背負うことになる。責任ある国家は、同盟や立場を理由に沈黙するのではなく、普遍的な基準を守る姿勢を示すべきだ。
ネットからのコメント
1、まあ、無理なのは分かっていたが、その声を上げた事自体が正しい事で良かった。まあ、アメリカの国内法に従う必要はある。それでも、イスラエルはアルゼンチンに潜んでいた旧ナチスの戦争犯罪者を捕らえて、イスラエル(オランダかな?)で裁判にかけた事もある。国際的な犯罪者であるネタニヤフ氏も将来、その罪状でオランダで裁判と罪に問われる可能性があるだけでも、良い事だ。
2、アメリカにおいて国際犯を逮捕する権限を有するのは連邦捜査局たるFBIか連邦保安官局、国土安全保障捜査局、麻薬取締局に限られるから断念したんだと思いますが、そんなことも分からずに言ったとは思えませんけど何がしたかったんでしょうね。
3、政治的な左派も右派も、とにかく過激な言動をする政治家が好まれるのか、こんな人ばかり。敵を作らなければ自身を輝かす事ができない、二流や三流の政治家ばかりということか。そして彼らを選挙で選んだ民衆も、二流や三流の民度や知識しかないのか。行き過ぎた博愛主義もどうかと思うが、もう少し妥協しながら穏やかに出来ないものかと思うのだが。
4、確かに逮捕拘禁する権限は無い。だが、市のトップとして市内に入ったネタニヤフに抗議することは出来る。まずは声明を出すことだ。ユダヤの人物としてではなく、大量殺人者へ向けた断罪と拒否のメッセージだ。それはニューヨーカーに多いユダヤ系住民を守ることにも繋がる。ただのブラフではなく、実のある行動を期待したい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/8bf068bfbe053cc3630615b3a65ebb7651586222,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]