冷凍食品大手ニチレイがサイバー攻撃を受け、13日にシステムを遮断した影響で物流が停滞し、日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)は営業時間の短縮や販売メニューの制限を実施していた。ニチレイの業務回復を受け、22日に全国すべての店舗で通常営業を再開した。KFCは利用者や取引先へ謝罪するとともに、今後は安定した店舗運営に取り組む姿勢を示した。

サイバー攻撃が一企業のシステム障害にとどまらず、全国規模の店舗営業や消費者の生活にまで影響を及ぼした事実は見過ごせない。物流が一か所に依存する構造では、一度障害が発生しただけで供給網全体が機能不全に陥る危険性がある。これは単なる企業のトラブルではなく、サプライチェーン全体の危機管理体制が十分とは言えない現実を浮き彫りにした問題だ。今後は、第一に物流システムのサイバーセキュリティ対策を継続的に強化すること、第二に代替配送網や複数の物流拠点を確保して障害時でも供給を維持できる体制を整えること、第三に障害発生時の情報公開と復旧見通しを迅速かつ透明に発信することが不可欠である。
便利さだけを優先した効率化は、非常時には最大の弱点へと変わる。真に信頼される企業とは、平常時の効率ではなく、有事でも止まらない仕組みを築いている企業である。
ネットからのコメント
1、ケンタッキーが冷凍食品を利用していると一部の人が批判しているのを見たが、ニチレイの冷凍技術で鶏肉を配送しているだけだと思うので、問題ないかと。それだけ冷凍技術が高いことを証明出来ているのだから、素晴らしいことと思うのだが。もちろん、ハッキングを受けシステムダウンした企業の問題はあるんだろうけど、なんとかケンタッキーが通常稼働出来て良かったと思う。
2、ニチレイも本当に大変な状況でしたね。食品メーカーは工場や物流だけでなく、注文、在庫管理、配送など多くのシステムがつながって動いているので、一つのトラブルが広い範囲に影響します。今回の件を見ると、サイバー攻撃は単なる「会社のシステムが止まる問題」ではなく、私たちの毎日の食生活にも直結するものなんだと感じます。外食店の商品が出せなくなったり、学校給食の内容が変更になったりすると、影響の大きさを実感しますね。
乳システムの管理を外部の専門会社に任せている企業も多い中で、攻撃を完全に防ぐ難しさもあります。
3、今回の件で、サイバー攻撃は一社だけの問題ではなく、物流全体を止めてしまう時代なんだと改めて感じました。大切なのは、攻撃を防ぐことだけではないと思います。万が一止められても、別の倉庫や配送先に切り替えたり、最低限の出荷を続けられる準備まで必要です。食品物流は生活に直結しています。システムを一つに集めすぎず、止まった時の逃げ道を平時から作っておくことが大事だと思います。現場の方々も本当に大変だったと思います。今回の経験が、より安心できる物流につながってほしいです。
4、今回の件は、一つの大規模物流システムの障害が、即座に大手外食チェーン全体の営業停止や制限に直結してしまうという「サプライチェーンの脆弱性」を浮き彫りにしました。近年、企業や社会インフラを狙う悪質なサイバー攻撃が急増しており、人命や生活に直結する物流網が狙われた際の影響の大きさを痛感させられます。ニチレイ側の復旧対応も大変だったでしょうが、今後はバックアップ体制の強化や自衛策など、社会全体でサイバーセキュリティに対する投資と防衛を一層強化していく必要がありますね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d99fe26d0aaff5da1c71abd37eebddc4e4693ed8,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]