2026年7月21日(日本時間)、英国ロンドンで、日本・英国・イタリア・カナダの4カ国が、日英伊の次期戦闘機計画GCAPにカナダが初のオブザーバー参加すると発表した。カナダは機密情報の共有を受け、将来導入を検討する。開発費削減や輸出先確保が狙いで、現時点で開発参加や資金拠出は行わない。

巨額の税金と技術力を投入する次世代戦闘機計画で、国際協力を広げること自体は理解できる。しかし、重要なのは「参加国を増やすこと」ではなく、国民に対して費用、効果、安全保障上の必要性を十分説明できるかである。軍事技術競争が進む一方、開発費の膨張や情報管理のリスクを軽視すれば、負担だけが残る結果になりかねない。問題の本質は、巨大な防衛事業ほど透明性と検証制度が必要なのに、専門性を理由に国民から遠ざけられやすい点にある。今後は、①開発費と運用費の定期公開、②第三者による性能・必要性の検証、③輸出や共同開発に関する厳格なルール整備を進めるべきだ。
安全保障を理由に何でも許される時代ではない。守るべきものは兵器の数だけではなく、民主的な判断と国民の信頼である。さらに、国際協力を名目に責任の所在を曖昧にせず、各国が明確な負担と説明責任を果たす仕組みを築くことが不可欠だ。
ネットからのコメント
1、カナダが開発パートナーではなくオブザーバー参加することに関しては輸出の可能性とそれによる量産効果での価格低減もあるでしょうからいいんじゃないですかね。ただし開発パートナーはもう日英伊以外は増やさないでいただきたい特にドイツは。もう既に資金配分やワークシェア配分も決まっているのでここに来ての開発参加は開発遅延をもたらすだけで何もいいことがない。参加各国わかっていることだと思いますが、我が国はこの点は厳しい姿勢を貫いてほしいですね。
2、開発コストの肥大化が一番の懸念だったから、カナダの参加は素直に歓迎したい。F-35の時のように、多くの国が関与することで1機あたりの単価が下がるのは防衛予算の観点からも合理的。将来的な輸出先(導入国)が広がれば、日本の防衛産業の維持や技術継承にも大きくプラスになる。
ただ、機密情報の共有範囲や、将来的な意思決定のスピードが鈍らないかだけは注視していく必要があるね。
3、GCAPの開発は日英伊の3国で行うべきで開発への関与は認めてはいけません。今から開発に関与されても混乱するだけです。生産も日英伊だけで行いオブザーバー国にはF-35のように整備組立の拠点だけを認めるようにしたほうが良いと思います。今後オブザーバー国の増加は慎重になるべきで特にサウジアラビアは軍事分野で中国との関係が深く入れるべきではありません。これまでも自国が保有する米国製の兵器を中国の軍人に見学させていたりして信用できません。
4、大統領選挙の度に排外主義の大統領誕生リスクを気にするよりも、アメリカの影響力のない戦闘機を導入した方が合理的だからな。トランプの姿勢がアメリカ製兵器の輸出を阻害している。アメリカの政治的姿勢とFCASの頓挫により、第6世代機の競合機はF-47のみと限られ、メリットは差別化できている。このままF-35と相乗効果を発揮する戦闘機として売りに出して欲しい。3カ国はF-35導入国でもあり、F-35の足りないところ足りてるところを熟知しており、GCAPを相互に補える機体として開発可能だ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4a8850dde20b2e89a60d8842aceaca0c1ed9ddbf,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]