京都市の松井孝治市長は、観光客によるオーバーツーリズムに対応するため、2027年度中に市内バスの運賃を京都市民に限り200円に引き下げる方針を表明しました。観光客からはより高い運賃を徴収し、市民生活の改善を図る考えです。2024年の市民意識調査では、公共交通の混雑や観光客のマナーに不満を抱く市民が79.9%に達しています。この運賃変更は、国内初の試みとなる「二重運賃」として国土交通省に許可を求めていますが、道路運送法に基づく「不当な差別的取り扱い」に抵触する恐れがあります。

京都市の試みは、一見すると市民への還元策に見えますが、根本的な課題を内包しています。まず、運賃差により観光客が負担する増額分への具体的な説明が不足しています。また、観光客の減少がもたらす地元経済への影響も考慮すべきです。さらに、運賃変更が実質的に市内周辺への観光客の流れを増加させる可能性も懸念されます。
解決策として、市民生活と観光をより広範に調和させる施策が求められます。まず第一に、観光客専用の交通手段を整備すること。次に、バス以外の交通機関への交通渋滞緩和策を導入。さらに、都市計画を見直し、観光客の集中するエリアを分散化する取り組みが必要です。観光地としての魅力を維持しながら、市民の日常も尊重する社会構造の再設計を問う問題であり、真の調和の実現が期待されます。
ネットからのコメント
1、京都市民が200円でその他は350~400円。これくらいでは外国人観光客の利用は収まらないと思う。タクシーより高い料金を設定しなければバスを利用しつづけるであろう。法律で差別的料金が認められないということであるなら、毎時何分発は京都市民のみ利用可能とするくらいしないと状況は改善しないと思う。とにかく京都の場合は市民が生活のために使用できないという異常な状態であるので、早急な対応が必要です。
2、バスに限らずありとあらゆる場所で外国人料金を取ったらいいと思いますよ、日本人の倍とか3倍とか。それが嫌で日本に来なくなるような外国人観光客はそもそも来てくれなくて結構ですし、それくらい気前よく払ってくれる観光客にこそ来てほしい。
京都に限らず東京も大阪も日本中外国人観光客が多すぎて日本人が観光しづらくなっているし、マナーや習慣が違うことで摩擦も増えているのでそろそろ観光客は抑制する方向に舵を切ってもらいたいですね。
3、市営バスは住民サービスです。観光バスではありません。二重運賃だけで解決する問題でしょうか?市民が過剰な混雑で利用できない事を解消するのが大事です。観光客が市営バスに依存せざるを得ない状況が問題なのではないですか?大阪市で運用されているオンデマンドバスなど工夫して導入するのもありと感じます。現状の大阪の実証実験では高齢者支援がメインですが観光客が利用し易い運用にして京都に導入すれば対費用効果も上がるように感じます。大型二種免許不要です。市バスの二重価格策だけでは余りにも工夫が足りませんね。
4、この市バス運賃価格差によって、市民が求める「バスが来たら確実に乗車できる」や「バス車内の混雑が緩和される」が実現するわけではありません。むしろインバウンド観光客が「市民は割安料金」だと知ったら、「市民より高い料金を払っているのだから」と大きな荷物の持ち込みも遠慮なくやってくる可能性もあります。
つまり、これとは別にインバウンドのマイナス影響を削減できる具体策実現により積極的に取り組む必要があると思われます。なお京都市内観光地でも均一料金ではないバス路線(大原方面等)もあるので、そちらが市民も同一料金だと、逆にインバウンド観光客的には「割安」と理解され、「お勧め路線」と紹介されて混雑に拍車がかかる可能性もありそう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/482fa52fa8564f20358b758d2153b2d7fa8cae4d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]