11月上旬、大阪維新の会は、自維連立政権の成立に伴い「大阪都構想」の前進に期待を表明しました。森和臣副代表は、「副首都構想」を連立の絶対条件として掲げ、維新の悲願達成の可能性に胸を高鳴らせています。この構想は過去2回否決されていますが、新たに提案される法案には「特別区の設置」が盛り込まれ、大阪都構想が再び進む可能性が示唆されています。

森副代表は、今回の法案が成立すれば、大阪維新の主張が正しかったと証明されると期待しています。

大阪都構想の進展に期待が高まる一方で、過去の否決を振り返ると制度の不透明さと市民への十分な説明が欠けていた点が目立ちます。連立政権の下で「副首都構想」が実現されようとしていますが、制度の設計には慎重さが求められるでしょう。特別区の設置に際しては、行政効率の向上だけでなく、多様な市民の声を反映できる枠組みが不可欠です。具体的な改善策としては、第一に市民参加の拡充を図る公聴会の定期的な開催、第二に透明性を高める公開討論会の実施、第三に現行制度との比較によるメリットとデメリットの詳細な説明を義務づけることが重要です。「副首都構想」が成功することで、大阪が今後は全国に先駆けて革新的な都市モデルを示すことが期待されますが、それとも制度的な混乱が生じるかは、構築の過程にかかっています。

この取り組みが大阪の未来をより輝かしいものにするために、客観的な評価と大胆な改革が求められていると言えます。

ネットからのコメント

1、大阪市民により、2度も否決された大阪都構想。法律で副首都が大阪市になると言うことが決まれば、大阪市民の民意を超えて、国の強制力でもって大阪市が特別区に編成されるという事になるのではないでしょうか？それは、大阪市民にとっては、大阪市がなくなる事を、自分達の声を無視して行われる事になり、とても、受け入れ難い事ではないかと思うのですが。都構想について、今まで以上に大阪市民、府民には丁寧に説明して、自分達にメリットがあるものだと思える様に働き掛けることが大切だと思います。

2、維新の変わり身の早さや要領の良さは要注意で、最も気を付けなければならない政党だと思う。大阪市を解体し、大阪市民の財源と権限を大阪府全体に流用する事の是非を問う住民投票を2度否決されたにも関わらず、3度目を行なう理由はもちろん、維新の背後にいる利権者の為である事は疑う余地が無い。結局、緊縮財政派で新自由主義の維新と連立を組むという事は、竹中平蔵氏も依然として政権の近い所に居座る形となっており、高市さんの掲げる積極財政や保守政治がちゃんと行われるかは疑問。

3、維新は大阪都構想のため自民党と連立したしか思えん。有事になれば東京ではなく先に大阪が狙われる。原爆がなぜ東京に落とされなかったか。東京を破滅させると交渉できなくなるから東京を避けた。私なら日本を攻め落とすなら第二の都市を攻める。いい加減に大阪人が求めてない都構想は止めてほしい。

4、「大阪都構想」は2回民意で反対されているので、あくまで副首都構想を全面に押し出す作戦副首都構想自体は日本全体で見ればデメリットがほぼ無いのも上手い問題は大阪市民の民意なんか知らんと言われてるも同義である点