2023年10月23日、TBS「ひるおび」に出演した政治ジャーナリスト田崎史郎氏は、番組内で高市早苗首相が全閣僚に配布した指示書の現物を公開しました。この指示書は、各大臣に対する個別の詳細な指示を含んでおり、特に総務大臣にはNTT法の廃止も検討するよう明示されていました。田崎氏は、組閣時の指示書が通例であるものの、このように詳細かつ個別的な指示が出るのは異例であるとし、高市首相自身が関与したものと分析しました。
この内容は、自民党内での議論を反映し、政治的波紋を呼ぶ可能性があります。
指示書の公開は、一見、首相のリーダーシップを描き出していますが、その細かさと内容が指摘する問題は深刻です。まず、NTT法の廃止を簡単に指示する姿勢は、法の安定性を脅かす大胆さを示すものであり、何がどれほど急務なのか、背景に深い説明が求められます。政府の透明性と広範な合意形成が欠けていれば、政策は弱体化し、行政の信頼が失われかねません。
第二に、各大臣に対する詳細な指示は、政権内の一貫性を維持するためとも取れますが、トップダウンの政策策定が過ぎると、現場の声や柔軟性が失われてしまいます。組織内の自由な意見交換と協力を阻害しない慎重さが必要です。
この状況を解決するためには、第一に議会内での詳細な説明と議論を通じた透明な意思決定プロセスを確立することが重要です。
次に、各省庁が独自の意見や現場の声を上げやすい環境を整え、指示の実行可能性を高めるべきです。最後に、国民への適切な情報提供を通じて、不安や誤解を減らしていくことが求められます。
このような変革を通じ、国民と行政がともに歩む信頼に基づいた新しい政治の形を構築することが、真に求められる時ではないでしょうか。
ネットからのコメント
1、これ事実だとしたら、重要な内部文書をなぜ田崎氏が持っているのか?総務省のペーパーって出所は総務大臣ですか?誰が漏らしたのか?の責任も含めて国家運営上相当問題があると思います。
2、こんな口の軽い偏向ジャーナリストに大臣への指示書のような国家政策の機微な情報がわたってるてまずくないですか。内閣の情報管理が心配になります。
3、この書類を田崎さんに渡した議員は、どういう理由で渡したのか?本来公共の電波で流されていいものとは考えられない。法には抵触しないのか?総理大臣の指示書が流出するなどと言うことが、許されるとは思えない。こんなことを許される国であってはならないと思う。
4、何故、こうしたリークを平気でして、かつそれを如何にも私は太いパイプがあるんだばりに公共の電波に乗せ、またこんな者をいつまでも重用するのか?
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a7910ea01b6bc7be632e78793c4ecc55bca5f172,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]