スペイン政府は3日、サンチェス首相がドバイで開催された世界政府サミットにて、16歳未満の子どもによるSNSへのアクセスを禁止する方針を発表しました。この規制の実施に際し、プラットフォームに年齢確認システムの導入を義務付けるとしています。サンチェス首相は「依存、虐待、暴力、操作の空間から子どもたちを守る」必要性を強調し、具体的な法改正に加え、欧州諸国との連携を図ることも示唆しました。同様の動きは世界的に広がりつつあり、オーストラリアが2025年には16歳未満のSNS利用を全面禁止する予定で、イギリスやフランス、デンマークにも規制検討の動きが見られます。

今回のスペインの動きは、デジタル社会の急速な進展による負の影響を制御する試みです。しかし、規制そのものの有効性や実施体制が問われることは避けられないでしょう。
SNS規制の強化という決定は一定の意義を持つものの、その背後に潜む問題も明らかです。
まず、年齢確認システムの導入に関してプラットフォーム側が十分な実効性を保証できるのか、現状では不透明です。多くのSNSはグローバル企業であり、地域ごとの規制遵守を求めることが複雑であるのは否めません。また、この規制によって、子どもにとって健全な場が必ずしもデジタル空間内で提供されるわけではなく、アクセス禁止が逆に代替策への過度な集中を招く可能性も考慮すべきです。
それ以上に問題視すべきは、保護者や教育機関との連携が十分に議論されていない点です。デジタル避けられない社会で育つ子どもたちのリテラシー教育の強化、また親や教師が早期からその影響をモニタリングできる体制の整備が欠かせません。提案される規制にはこれらの補完的な対策が含まれていない点が懸念されます。
政府主導での子ども保護の試みは称賛すべきですが、根本的な解決には社会全体での協力が不可欠です。SNS規制のみでは、依存や暴力を完全に排除することは難しく、本領はその長期的な教育と監督体制の構築にこそあると言えるでしょう。 抜本的な行動と協力で、彼らの未来を守る環境を整備するべきです。
ネットからのコメント
1、オーストラリアでも制限が入ったし、欧州各国でも。やはり若年層への弊害が無視できない状況なのだろう。日本でも凄惨ないじめや暴行を助長するツールとして広く使用されている実態が明らかになっている。また社会的な知識に乏しい未成年が犯罪に巻き込まれるケースも増大している上に、使用を保護者が制御をできないことが多く、一律禁止もやむを得ないだろう。だが禁止だけでなく、授業で適切な教育と使用法の訓練は行うべき。
2、これで良いと思います。SNSは役立つこともあるけど、9割がたはどうでも良い情報やデマ・自己顕示と嫉妬など、負の側面が強い内容が垂れ流されている。ある程度の判別ができると考えられる年齢までは触れない方が良いと考えます。
3、日本も国内外SNSの全てで実施すればいい。VPN接続で回避できないなど抜け道も塞いだうえで。と、思う同時に最近のイジメ動画がSNSで流れるとこで証拠となり学校警察が動いているのを見るとなくすと闇に葬られる恐れも感じてしまう。
4、教員ですが、子供のSNSを禁止すれば一見「日々のSNSトラブル処理がなくなる!」「使用は家の責任になる!」と思えますが、結局はこそこそ使ったり、親が放任したりして、今度は使用に関する指導が始まるんだろうなと。
親からも「なんで使わせちゃダメなんですか」みたいな法律乗り越えたクレーマーが現れるだろうし、「何で金髪ダメなんですか」みたいな感じで法律では線を引かないソフトなSNSみたいなのが現れて何にも解決しないんだろうなと。ただ、未成年が犯罪に巻き込まれないためのSNS制限は絶対に必要だと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/705c7a793a58225cafb169407bc9b57a87aa48f9,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]