石破茂前首相は2023年12月31日、フジテレビ系の年末特番「大みそか列島縦断LIVE 景気満開テレビ2024」に出演し、戦後80年の節目に対する所感を述べました。番組内で彼は今年印象に残った出来事として「万博の成功」を挙げた後、戦争の悲惨さとその教訓について言及。日本が国力で圧倒的優位な相手に挑み300万人の命を失ったこと、その背景に指導体制の無責任さがあったと指摘しました。
また、二度と同じ過ちを繰り返さないために歴史を深く見つめ直し、平和を維持する努力が必要であると強調しました。この場で石破氏は退任後初の所感を述べ、昭和100年となる来年を見据えて平和への思いを新たにしました。

今回の石破氏の発言は、過去の戦争の惨禍を冷静に分析し、未来に向けて平和を守ろうとする強い意志を語ったものです。それでもなお、多くの人々が「歴史的教訓をどのように社会に生かすのか」を問うべき段階に来ています。まず一つ目の問題は、戦争を起こした当時の政治体制が責任逃れに終始し、国民の犠牲を招いた点。この無責任な政治構造は、現代の民主主義においても警戒を怠ってはならない核心的な課題です。二つ目に、歴史的な教育の質と浸透度の欠如。戦争の記憶を風化させず、新世代にも明確に伝え続ける体制を整備しなければ、「過ちを繰り返さない」という言葉は空虚なスローガンに留まるでしょう。
そして三つ目に、平和を維持する国際的な協力体制の脆弱性があげられます。戦争の影響を受けた国家として、日本は平和教育へ積極的に投資を行い、他国と対話を築く強力な外交戦略を確立すべきです。過去を振り返るだけでなく、行動を伴う模範を示すことが未来への最善策です。他国との歴史認識の違いを乗り越えつつ、社会に根深い平和への価値観を浸透させていくことこそ、日本が世界に対して貢献を果たせる道であるはずです。
ネットからのコメント
1、多くの人が反対していた80年所感を石破氏は出したがほとんど話題にならなくて良かった。勝てない見込みが高い戦争に敢えて突入したことを皆で反省しようみたいなことを言っているが、ゾルゲや尾崎秀実などソ連工作員が内閣中枢で日米反目を狙って戦争を仕掛けたことをしっかり調査して、スパイ防止法のような工作員の活動を封じる方策を実行すべきではないでしょうか。
2、平和を続けていかなければならないなんていうのは当然のことです。ただ時として、その平和を守るために勝ち取るために戦わなければならない時もあるでしょうし、日本だけが平和ならそれでいいのかということもあるかと思います。
もちろん大前提として平和が一番ですが、我々の先人達が日本のために戦ってくれたので今があるということは、忘れてはならないかと思いますよ。
3、石破元総理の様な(言動不一致)の人が複数いたとして、どうやって平和になるのか逆に教えて欲しいです。人にはあれこれ言うけど、いざ自分が同じ立場になったら言い訳ばかり。それが拡大したら、哲学的に戦争か精神的疾患のいずれにしか行きつかないと思うけど?平和を願うのは自身が出来てからなので、上に立つ前に良く考えて欲しいです。
4、効果も不透明なバラマキ施策、だらしのないマナー違反、豹変する政策姿勢と説明責任の欠如が目立ちました。首相就任前に掲げた主張を次々と変え、国民の信頼を裏切った責任は重いと思います。党内での孤立も自業自得で、協調性の欠如と自己演出ばかりが印象に残ります。「正論」の仮面を脱いだ後に残ったのは、実行力のなさと中身の伴わない発言だけでした。今さら党内で騒ぎ立てる資格は、もはやないのではないでしょうか。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/646b03f4483f850fc69da64b6cd5be09f9c8d138,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]