高市早苗首相がトランプ米大統領をノーベル平和賞に推薦した発言により波紋が広がっています。10月28日の日米首脳会談の際、トランプ氏が仲介したタイ・カンボジア停戦やガザ地区和平合意を「歴史的偉業」と称賛し、その後記者団が退室した場面で推薦を表明。推薦発言は日本側ではなく米ホワイトハウスが公表しました。この発言について野党や自民党内の重鎮からも批判が噴出。
少なくとも日本国内では「国際秩序や国際法を軽視するトランプ氏への評価は不適切」とみる意見が多く、船田元衆議院議員は推薦の撤回を求めています。政権発足初期の外交姿勢に懸念が生じています。

高市首相のノーベル平和賞推薦の発言は、日本の外交を揺るがす重大なミスといえるでしょう。まず、国際社会でのトランプ氏の評価は一言でいえば「物議を醸す人物」というのが一般的です。そのような人物を平和賞に推す行為は、日本の価値観や立場を誤解させかねません。特にタイ・カンボジア停戦やガザ地区和平合意は、果たして「歴史的偉業」と呼ぶに値するのか。これらを背景にした推薦は、単なるリップサービスによる外交失策とも取れます。
問題の本質は、個人的な「ご機嫌取り」や目先の成果を狙った外交が日本国民や国際社会の信頼を損なう危険性です。
多国間主義を重視する欧州諸国がトランプ氏を一切支持しない状況下で、日本だけが異質な動きを見せることが、孤立や誤解の引き金となるのは明らかでしょう。さらに、日本国内においてはこの推薦が「国民感覚から乖離した行為」として厳しく批判されました。外交での発言には慎重さと、国際秩序への配慮が不可欠です。
今後の改善案として、第一にきちんと国民感覚に根ざした外交指針を確立することを急ぐべきです。第二に、政権内部で外交政策のチェック機能を強化し、一人の首相による独断的な発言を防ぐ仕組みを導入する。第三に、国際社会での日本の立場をより明確にするため、多国間主義や国際法尊重の姿勢を前面に出して発信する必要があります。
結論として、この首相発言は日本の外交の現状、あるいはその脆弱性を露呈した象徴的な出来事であり、今後の教訓として国民の意識を反映した実効的な制度改革につなげるべきです。そうした改善を通してこそ、「真に光り輝く日本」を実現する道が開かれるのではないでしょうか。
ネットからのコメント
1、高市さんが個人的な信頼関係に基づいて、あくまでも個人的にトラ公を推薦したなら勝手にすればだけど、日本国の首相として、国民の代表として推薦するのは止めて欲しかった。
国会で追及されて回答を控えたという事はそういう事なんだろうと思う。トラ公の腕にぶら下がって飛び跳ねたりして、「世界に咲き誇る日本外交」って一体何なんだろうと思わざるを得ない。
2、台湾を囲んで行われている中国の軍事演習に対し「何も心配していない」と発言している事は大変危険なメッセージであり、時を追うごとに訓練内容は威嚇の度合いを増しています。日本などが示している「憂慮している」の見解に変わる迄はエスカレートが容認されていると受け止められるでしょう。レーダー照射についても同じで、そこ迄やっても日本政府の抗議はあっても日米同盟としての反応はなかった毅然とした態度などと言うものは、そうしたければ誰でもできる事であって、国内の支持ばかりを向いた姿勢であると言えるでしょう。そうではなく、権威主義国による威嚇行動のエスカレーションをいかに抑止できるのか。トランプにおもねるばかりではますます中国に舐められます
3、シリア、イラン、イエメンにミサイルを撃ち込んで人を殺している。ガザでの虐殺を容認した。ベネズエラに侵攻を開始した。
ノーベル平和賞にふさわしくないのは明らかだ。
4、高市氏は、念願の総理大臣という最高の権力を手に入れ、ルンルン気分だったのでしょう なので総理として発した言葉がどう周りに影響を与えるか、国民感情、外交のノウハウも考えない、めでたい人いう印象です ただ、一国の首相の言動としては「恐ろしさ」を感じました
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/68027f172318801c8958e77e9e0c7f1414640fba,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]