旧統一教会の元会長が、日本の政治活動において重大な癒着を示す報告を行っていた疑惑が浮上しました。2021年の衆院選後、徳野英治元会長が韓鶴子総裁に提出した内部文書「トゥルーマザー特別報告」によれば、「自民党だけで290人の国会議員を応援」と記されていたというのです。さらに、同文書には2019年に選挙応援の目的で安倍晋三元総理に面会したとの記載もあり、日本国内の政治的ネットワークを韓国に広げようとする意図があったとの韓国メディアの分析が伝えられました。
これらの情報は日本の政治と特定宗教団体の癒着問題を改めて浮き彫りにし、公正な政治活動に疑問が生じる結果を招いています。

これが物語るのは、民主政治の基本原則が損なわれつつある現状です。宗教団体が特定政党支援に深く関与することで、国民の声よりも団体の利益が重視される恐れがあります。旧統一教会による大規模な議員応援、さらに元総理への接近は、多くの国民へ公正な参政権が脅かされる状況を示しています。
背景には、日本政治の透明性不足があります。政治資金規正法の抜け穴や議員倫理規範の甘さが、こうした団体の影響力行使を許しているのです。また、宗教団体と政党の距離感を規定する法整備の不備により、癒着が隠蔽されやすい状況を招いています。
解決策として、以下の3つを提案します。まずは政治資金の徹底的な監査制度の構築、次に宗教団体と政党の関係性を明示する法律を設けること、最後に国民が理解しやすい情報公開を徹底するマニュアルの導入です。
これらの措置は、日本の民主主義を守るために不可欠です。
私たちの社会は、政治に透明性と公平性を要求する権利があります。そして、それを実現するために声を上げる意識が求められます。今こそ、政治の本来あるべき姿を取り戻す時期です。国民の信頼を優先する国家運営こそ、最重要な価値観として見直されるべきでしょう。
ネットからのコメント
1、高市氏の就任によって自民党が再び勢いを取り戻したようにも見えるが、依然として宗教団体との関係は同党のアキレス腱であり続けている。旧統一教会とのつながりは、政治と宗教の距離感をめぐる根深い問題を浮き彫りにしている。一方で、選挙や政治に無関心な若年層が多い現状も、こうした構造を温存させる一因となっている。民主主義を健全に機能させるためには、有権者一人ひとりが関心を持ち、まずは選挙に足を運ぶことから始めてほしいと思う。
2、高市早苗の名前が32回くらい出てきたらしいね。とにかく旧統一教会は様々な団体名で政党に近づいてくる。接点があったということだけで追及するのはなかなか難しい。でも近年になっての接触は問題意識が欠落しているのでアウト。
力を入れて追及するべきは選挙協力、献金など明らかな行為だ。徹底的にやってほしいと思う。
3、この件については自民党自らきちんと公表していただきたいです。できないなら、野党かマスメディアの方でもいい、しっかりと世の中に情報を出していただきたいです。この件は自国の政治スキャンダルが外国により明らかにされた以外のなにものでもありません。なあなあで隠されると、外交上にも悪影響が出ます。よく政治とカネの問題が叫ばれますが、政治と宗教についてもきちんと問題視して、政教分離を徹底させるべきだと思います。
4、自民党が2022年に行った内部調査では、所属する国会議員379人のうち、180人が統一協会やその関連団体と何らかの接点があったとされています。衆議院と参議院合わせて180人とのことでした。一方、この度の報道では、衆議院だけで290人です。落選した議員がいることや、実績を過大に報告した可能性を考えても回避が大きいです。290人が誰なのか公表するとともに、改めて徹底的に調査して欲しいです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1c75f6952c69ce553bb8969f9398e2b1a5088600,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]