2024年11月、長崎県佐世保市で行われた講演会で、元TOKIOメンバーの山口達也さん(53)がアルコール依存症と難病「大腿骨頭壊死」について語り、壮絶な過去と向き合う姿を見せました。2018年の未成年者への不祥事や2020年の酒気帯び事故を経て芸能界を去り、自分自身を徹底的に反省した果てにたどり着いた「ゼロからの再出発」の道が語られました。
講演では、自身が依存症者であり、その病が脳の制御を奪う「一生治らない」ものである現実、また次の飲酒が命や他者への影響を及ぼす危険性に触れ、「一口飲まないこと」を続ける重要性を訴えました。

山口さんの話は、依存症が単なる意思の弱さではなく、社会全体の理解と適切な支援が必要な複雑な精神病であることを示しています。彼が心底から見つめた過去と現在の戦いは、アルコール依存症の怖さや克服への強い意志を社会に伝える重要な教訓です。
山口さんの告白から感じられる痛みと格闘、そしてその勇気は、心を揺さぶるものでした。依存症は「心の病気」であり、一人では抗えないものです。その中で彼が皆と向き合い、講演を通じて自身を晒す勇気を持つ姿勢には深い敬意を抱きます。依存症は決して個人を否定するものではなく、病との戦いです。
山口さんが現在も続けている「お酒を一口も飲まない」という努力、そのために必要な周囲へのサポートの重要性を私たちは理解しなければなりません。
問題が苦しく思える時でも、「次の一歩はある」という希望を信じることが重要です。山口さんの挑戦は、多くの人が依存症に向き合う力を与えるでしょう。同じような悩みを抱える誰かにとって、彼の言葉が希望や助けとなりますよう願っています。この再出発の歩みが穏やかで実りあるものとなりますよう――心から応援しています。
ネットからのコメント
1、他のニュースで、過去に山口さんと共演した人が、「そういう講演会というのは専門の人がやればいい。酒で金稼ぎやがって」と言っていたが私は違うと思います。山口達也さんという専門家でもない等身大の人物がお酒の怖さや経験を語るから説得力が増すと思います。確かに山口さんはいろいろあったけれど、今は自分の立ち位置を認識しておられ、等身大の自分を認識しています。その上で自分のできる、ひいては少しでも社会に貢献できることをやっています。私は山口さんを応援したいです。
2、アルコール依存症は「病気」。日本でも医学的に認められた精神疾患で、意志の強さ・弱さの問題ではない。失敗があっても、治療が無意味になるわけではない。つらい中でも、前に進もうとしている。今日は今日でいい。一人で抱えなくていい。続けていることが大事。応援しています。
3、講演は聞きたい人たちが聞きに行くわけで何ら問題ないでしょう。ただこうも頻繁にメディアが美化して不特定多数に向け取り上げるのはいかがなものか。この方の一番の問題はお酒ではないですよね。被害に遭われた方、または同質の被害を経験された方への配慮が必要なのではと思います。
4、山口さんが若いころから築いた経歴とその後の失敗も、全てが今の山口達也なわけで、元TOKIOとしてお金を払う人、依存症の観点からお金を払う人、どちらも自由ですし、そのお金をどうしようと山口さんの自由だと思います。テレビではなく講演会ですからね。こうして講演会をすることでアルコールを断てていのなら、それは大切なことだと思います。孤独にするとまたお酒が身近になり、それによる被害者も出てしまう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/68f5608edffe20d21de4868bc219e39bda7a2880,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]