令和8年度から導入される自転車の青切符制度は、16歳以上の自転車運転者を対象に軽微な交通違反で反則金を科すものです。歩道の通行方法違反では6000円を科される可能性があり、幼児2人同乗用自転車でも例外を除いて車道走行が原則となります。法律では、道路標示や標識に基づき歩道走行が許される場合や安全を考慮してやむを得ない状況での歩道通行は認めていますが、違反が認められると指導警告や取り締まりの対象になる場合があります。

改善すべき現状として、この制度は子どもを乗せて移動する家庭や、環境の安全性を確保する上で課題が多い点が挙げられます。特に車道走行の義務化が明確化されたものの、車道の安全性は自動車の存在を考えると未だ不十分です。運転者の安心感を得るための制度設計が不足している、と言わざるを得ないでしょう。
制度の背景には、交通事故防止や意識向上という目的がありますが、それにより負担が一部家庭に集中する点は議論の余地が残ります。以下の改善策が考えられます:
安全走行区域の増設:子ども連れの親が安心して走れる専用車道の設置を進める。車道走行のリスク軽減:自動車側の速度制限強化、特定区域の監視カメラの設置。持続的な教育の導入:歩道・車道利用者双方に交通安全講習を義務化。この制度は、交通ルールの周知という側面では進歩ですが、不公平な面や安全性の欠陥を放置すれば公共交通の信頼が揺るがしかねません。
社会全体で育児家庭が安心して移動できる環境への努力が必要です。
ネットからのコメント
1、都内の歩道を歩いていると、子供を乗せた電動アシスト付自転車が、高速で、かつほとんど接するような所を走り抜けることに、頻繁に遭遇します。ぶつけられたら容赦なく、人身交通事故として警察に通報しようと思いましたが、ぶつけられることはありませんでした。ぶつけられるではなく、衝突されたら、たぶん、軽症では、すまないと思います。取り締まりに大賛成です。子育ては免罪符ではありません。
2、都市部の中心街は確かに歩道の自転車は危ない。特に、スピードの出るスポーツタイプはもってのほか。でも、郊外や田舎に行くと歩道は広くてガラガラなのに、スピードの出ている自動車のすぐ脇を自転車が走る所も多い。自転車道の幅が2〜30センチしかないところもある。クルマを運転していて怖くて仕方ない。こうした実情に合わせて指定や取り締まりをしてもらいたい。
3、送り迎えは分かるが、個人的には2人3人乗りのアシスト付きが歩道爆走するのがOKという制度自体には疑問を感じる。
ホイールベースが長くモーターと複数人乗りで重く、ある程度スピードがないと安定しない。無免許キックボードやモペットもそうだが乗り物が多様化している現在、16才未満の処遇も含め一旦制度の見直しをした方が良いように感じる。
4、自転車の歩道通行可の標識って周知されてるのかな?何よりも車道を走る際に駐停車の車が多くて車道を走るのはかなり注意が必要だけど。先ずは一般道での駐停車車両の取り締まりを強化することから始めるべきだと思うけどね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/fb01fcbb21c28535da5a8508cf33ed9b86f469e5,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]