ロシアのラブロフ外相は、タス通信のインタビューで、台湾有事の際に中国を支援する立場を明らかにしました。ラブロフ外相は2001年に署名された中ロ善隣友好条約に基づき、国家の統一と領土保全のための相互支援を強調しました。また、台湾問題を中国の内政問題と位置付け、中国の立場を支持する姿勢を表明しました。その中で、日本が地域の軍事化を加速させており、地域情勢への悪影響を及ぼしていると批判しました。

これらの発言は、地域の緊張感を高める要因ともなり、関係国間では慎重な対応が求められています。

このような状況に対し、冷静に問題を見直すことが不可欠です。まず、ロシアの外相の発言は、国際法と主権国家の原則を根本的に無視しています。次に、中ロ善隣友好条約の誤解が地域の不安定性を助長していると言えます。一方、日本の軍事化の加速は、国防戦略としての必要性があるものの国際的な理解を得るための更なる透明性が求められます。

解決に向けて、中露との対話を通じて条約の意義を再確認すること、国際社会として明確な立場を持ち協調を促進すること、地域の軍事拡張の監視メカニズムを強化することが必要です。これらの措置により、緊張緩和と安定した地域秩序の維持が期待できます。現況のままでは、深刻な対立が生じる恐れがあるため、協調的なアプローチが求められるでしょう。

ネットからのコメント

1、東アジア全域を脅威に晒しているのは他ならぬ中国・ロシアこの2カ国だ。日本は日本のために防衛の準備をしているにすぎない。この様な謂れのないレッテルを貼られるのは日本に核がないからだ。だからいつも中国・ロシアは日本を格下に見ている。しかし、それと同時に防衛力強化や核保有の話が出ただけで、敏感に反応しているのは、日本が核を持つと脅威的で、外交や経済で日本が有利になることを示してもいる。

2、ロシアは台湾有事が発生した際に「日本は軍事化を加速」しているという理由で、中国を支援するとのことですが、世界の平和を維持する立場の常任理事国として不適切な発言 と言えるまではないでしょうか。また、日本の防衛費が9兆円台に達したことを受けて、ラブロフ外相は「…地域情勢に悪影響を及ぼすのは明らかだ」と見解を述べていますが、中国をはじめロシアや北朝鮮の軍事的な挑発を見れば、当然の措置と言えるのではありませんか。言い換えれば、高市首相は核武装をも含めた防衛力の強化を検討する時期に来ていることを認識するべきです。

ロシアは、国連憲章にも反する一方的なウクライナ侵攻という「自ずからの行為を顧みることなく、他人（日本）を批判する」という ダブルスタンダードの姿勢を改める必要があると思います。

3、自国はウクライナに攻め入って、この言い草です。第二次大戦終戦時に、国際的な条約を無視して北方領土だけでなく北海道も支配しようとした国ということを、しっかりと認識すべきですね。これが国連の常任理事国ですからね。

4、なんの不思議でもない。ウクライナではロシアの光ファイバーを使った有線ドローンが膨大な数都市を覆いつくして、補給路を断って追い詰めている。日本も同じ事が起きる。高価なステルス戦闘機やらイージス艦やら原子力潜水艦では疲弊して終わり。弱者やテロリストとの戦い方も準備しておかなければいけない。