2023年12月13日午後3時前、東京都世田谷区の認可外保育施設「託児ルームバンビーノ」で、生後4か月の男児がうつぶせ寝により窒息死した。施設には0~2歳児9人が預けられ、施設長(当時61歳)が外出中、長男(25歳)らが対応していた。2025年2月、東京地裁は業務上過失致死罪で施設長に禁錮1年6月、長男に禁錮10月、いずれも執行猶予3年を言い渡した。

幼い命を預かる現場で、安全確認より運営維持が優先された結果、一人の子どもの未来と家族の時間が奪われた。母親が事前に「うつぶせでは寝かせないでほしい」と伝えていたにもかかわらず、過去の注意後も改善されなかった点は、単なる個人の失敗では済まされない。背景には、認可外保育施設への需要増加に対し、監督体制や人員基準が追いついていない制度の弱さがある。改善には、第一に行政による定期調査の徹底と未実施施設への監督強化、第二に乳幼児の睡眠管理や緊急対応の研修義務化、第三に人手不足を解消するための公的支援拡充が必要だ。
保護者が安心して預けられない社会は、子育てを支える社会とは言えない。子どもの命を守る責任を「努力」や「善意」に任せる時代は終わらせなければならない。安心を求める家庭に、危うい環境を選ばせる仕組みこそ改めるべきだ。
ネットからのコメント
1、安全管理はある程度しないといけないのは確かなんだけど、リスクがわかっていれば預けなかったという母親の意見にはやや賛同しかねる。リスクゼロの預かり所なんてないし、そんなの作ると法外な値段になる(それでも事故は一定の確率で起こる)。子供は本来自分達の手で育てるべきものなのに、共働きで自分達のキャリアや贅沢な生活を優先させた結果とも言える。お金は出ないが自分の子どもを自分達で育てることは本来一番尊い仕事だと思う。
2、そもそも家で仰向け寝をさせていない子は、何度治してもうつ伏せに戻ります。家ではOKではなく、保育園に預けるなら、家から仰向け寝をやってから、入園して欲しいです。何でもかんでも保育園に頼るのは違うと思います。とはいえ、大切な命を守れなかった責任は大きいと思うけど、寝ている間で休憩を回しその間で仕事をする保育士の皆さんに感謝です。
3、子を亡くした母を責めることはできないが、認可外で、見学時にうつ伏せ寝の乳児がいて、たとえ要望を出したとしても、預けることに躊躇してほしかった。4ヶ月。首の座りも個人差もあり、寝返りもうてない乳児を預けること自体リスクがある。自分のキャリアのために、我が子がその犠牲となったことを悔いていると思うが、色々な不運が重なってしまって起きた事故だと思う。
4、保育の現場は、子どもの成長を支える温かい場所である一方、常に大きな責任が伴います。特に乳児は睡眠中の事故リスクが高く、寝かせ方や環境づくりには専門的な知識と細かな確認が欠かせません。施設を運営する側にも、経営の苦しさや人手不足など、現場ならではの事情があるのだと思います。ただ、事情があったとしても、預かった命の重さは変わりません。この出来事を一つの悲しいニュースで終わらせず、保育の安全対策や職員教育、行政の支援について考えるきっかけにしたいです。子どもを安心して預けられる環境は、家庭だけでなく社会全体で守っていくものだと感じます。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ccc901d96d97e855c6e60243a043d55cb1387b8d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]