8月14日、北海道・羅臼岳で登山中の20代男性がクマに襲われ、安否不明となりました。翌15日午後1時ごろ、事件現場周辺でクマの親子3頭を発見し、ハンターが親グマを駆除しました。しかし、このグマが男性を襲ったかどうかは不明です。捜索現場で男性のものと思われるズボンや靴、血痕が見つかりました。警察は5時半から18人態勢で捜索を行い、他の登山客が山に残っていないかも上空から確認しています。
今回の事件は、人間と野生動物の共存について再考を促します。自然界での事故が増える中、緊急時の対応策や予防策が不十分であることは否めません。現代社会においては、自然を敬う心を持ちながら、具体的で実行可能な対策の整備が求められます。
まず、登山者に対しては事前のリスク情報の提供と安全教訓の啓蒙活動を強化するべきです。また、地域別に危険区域の設定を行い、監視システムや警報装置の導入が考えられます。さらに、クマの生息域を周知し、立ち寄らないようなルート指定やガイド付きツアーの拡充も必要です。
現状の制度では、共生を目指しつつも人命を第一に考える姿勢が欠けています。私たちは、自然を尊重しつつも安全が確保された環境作りに力を注ぐべきです。こうした取り組みができれば、野生動物との共生が可能となるだけでなく、登山者たちにとって安心して山を楽しむことができる環境が整うでしょう。
ネットからのコメント
1、駆除された母熊は解剖に回され、胃の中を確認して、加害個体かを判別されることになると思います。もし、加害個体だった場合、逃げた子熊も人間を食した可能性があるので、駆除が必要ですね。捜索隊の皆さん、被害に遭われないように、引き続き捜索をお願いいたします。
2、どのクマが人間を襲ったか判別できないうちは、近辺のクマを駆除するしかないですよね。駆除したクマを解剖して人間を捕食した形跡が確認できないと確定できないですしね。ただ、このような状況が続くのであれば知床一帯の山中は立ち入り禁止にした方が良いかなと。
3、痛々しい…。一緒にいた友人もやりきれないと思います。親グマが人を襲って食べたなら子グマも人を餌として認識するのでしょうね。
更なる犠牲を出さない為にも道内全体で頭数管理は必要だと思います。駆除作業も危険を伴いますが安全を確保する為に頑張ってください。
4、今回駆除された熊が加害熊であり、これ以上被害が拡大しないことを祈るばかりですが、祈るばかりではなく、個体数抑制管理など、積極的な対策が急がれます。まもなく北海道は秋になり、山は熊の食料が豊富になりますが、きのこ狩りやコクワ取りなどで人も山に入りがちな季節です。今年ばかりは秋の山の楽しみはお預けとし、山に入るのは自粛すべきだと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5c2639f86f4003e54eebaef531a5891a86c32d78,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]