事件概要:8月15日、終戦の日に参政党が東京・九段北の靖国神社を党として初めて集団で参拝した。参院選で議席を伸ばし国会議員18名を擁する中、地方議員も含めて88名が参加。神谷代表は「戦後80年の節目」に感謝と追悼の意を込めて参拝したと説明し、平和を守る政治への意志を強調。石破首相の未参拝に関しては外交的配慮を認めつつも、個人的には参拝を希望すると述べた。
コメント:靖国神社への参拝は長年、国内外で議論を呼んできた問題です。この集団参拝は、戦後80年の節目という象徴的な背景とともに党としての統一した姿勢を示す意図があるようですが、黙祷の場として政治利用の側面が見え隠れするのは懸念すべき点です。回顧と追悼の姿勢を示しつつ、歴史の教訓を未来の平和へつなぐ努力は重要ですが、参拝が外交的摩擦を生む可能性や国内で意見が二分する状況は未だ解消されていません。
問題の本質は、歴史認識の共有不足と戦争犠牲者への敬意が現代政治の枠組みに組み込まれていない点にあるといえます。国会議員による参拝行動が、誠実な追悼と戦争反対のメッセージとして機能するなら評価されるべきですが、特定思想や党派のアピール手段として受け取られると信頼を失うおそれがあります。
提案として、①総合的な歴史対話フォーラムを設立し、国内外の見解を統合する取り組みを強化する。
②参拝の意義を超党派で合意形成し、政治色を薄める工夫を行う。③国際社会に向けて平和主義の一貫性を示すための行動指針を打ち出し、言葉だけでなく行動で示す姿勢を強調するべきです。
過去への誠実な敬意が、未来の平和への橋となるべきであり、政治的な動機づけがその価値を損なうことがあってはならないのです。この集団参拝が真の祈りとして認識されるのか、それとも分断を深める要素になるのか、私たちの監視が問われています。
ネットからのコメント
1、正々堂々と靖国参拝を行った参政党の神谷代表と、中国や韓国への忖度や配慮からか参拝せず玉串料のみを納めた自民党の石破総裁。どちらが真に日本国のことを考えているかは言うまでもありません。日本人の誇りと先人への敬意を示す行動こそ、政治家に求められる姿勢だと思います。「日本人ファースト」を掲げる参政党の今後の活躍に大いに期待しています。
2、祖父は8年前亡くなるその前年まで毎年靖国神社に参拝していました。晩年は歳相応の物忘れはありましたが15日が近づくと押し入れからスーツを出して準備し、行きつけの床屋で散髪と身嗜みを整えていたのが印象的でした。
呉の軍港にいた祖父は何十人もの仲間を見送ったと言っていましたが、「仲間に会いに行って帰ってくるだけだ。」と多くを語らずただシンプルにそう言って参拝していました。参拝について様々な声があるのは知っているようでしたが、天秤にすらかけない自分の大切な心がしっかりあった祖父を誇りに思います。
3、政治家の靖国参拝は盛んだが、ぜひ遊就館奥まで行って欲しいな。そして最後の展示館 少年航空兵館の写真の前に飾られている花嫁人形 これを見れば瞬時に涙が溢れる。少年航空兵の母親たちが飾ったものだ。いろいろな展示物の中で、第五にこれがあるのは、遊就館設立者の深い意図がある。
4、今の時代果たして中学生や高校生が命を投げ出して国や家族を守ろうとするだろうか?今の40代や50代も家族や国の為に自分の命を犠牲にできるのだろうか?今の自分達が平和に生きれるのは。この戦争の犠牲者の行動で成り立っていると思う。参拝するのは当たり前でしかないと思う。戦争責任とは勝利国、敗戦国両方にあって、この命を自ら投げ出してまで守ろうとした当時の15歳位の子供達に罪はないと思う。
もし罪があるなら戦争をした人と、自ら命を投げ出させた人と核兵器で虐殺したアメリカではないかと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d22ea5d0d4b066d1289253988112f2a1538e67c2,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]