中東情勢によるナフサ不足で、ことし4月以降、名古屋市緑区の自動車修理店などでシンナーや関連資材の入手難が発生。ふじい自動車では6月30日時点でも週1缶程度の入荷に苦しみ、水性塗料への変更や作業効率低下に直面した。名古屋市北区の池内自動車では使用済みシンナーを再生し約8割回収する対策を実施。ネイル業界でもアセトン不足や原料高騰が広がっている。

ナフサ不足の影響で、現場の事業者が限界まで工夫を重ね、使用済みシンナーの再利用や作業工程の変更まで迫られている状況は、単なる一時的な品不足では済まされない。国が「供給できている」と説明する一方で、実際の現場では必要な資材が届かず、中小企業がコスト増と機会損失を背負っている。この問題の本質は、海外情勢だけでなく、重要資源の供給網や情報共有、危機対応体制の弱さにある。政府は在庫や流通状況を透明化し、優先供給の仕組みを整えるべきだ。
さらに代替原料の開発支援、中小企業への価格転嫁支援、国内生産基盤の強化を急ぐ必要がある。現場の努力だけに危機対応を押し付ける社会は持続しない。守るべきなのは数字上の「足りている」という説明ではなく、実際に働く人々が安心して事業を続けられる環境であるという責任ある姿勢だ。
ネットからのコメント
1、シンナー不足のその真相を深掘りしてみましょう。日本の年間消費量はナフサ:2400万トントルエン(シンナー):100万トンシンナーはナフサを原料とする一商品ですがその特率は原料の4%に過ぎません。更に、トルエン(T)は製造過程では同じベンゼン環を持つキシレン(X)とベンゼン(B)と同時に製造され、これら三種類は特率が調整可能。ところが、この中ではXとBの需要家はプラントの繋がった大企業で購買力が強い。一方でTの大半はガソリンのオクタン価向上に優先使用された後で購買力が小さい塗料業界に供給されます。政府の言う目詰まりは、マクロバランスではなく、各小規模市場参加者の行動に起因する。ここは政府も不得意な世界ですよね。
メディアのみなさんも、「政府の不作為や嘘」を言い立てるのではなくこう言う構造を深掘りして解説すると問題への理解が深まり何らかの知恵が湧いてくるかも知れません。
2、どこで止まっているのか、わかっているなら公表するのもアリだろう。ガソリンやら軽油やら値段は上がっても有るのに、ナフサが不足するって事はありえない。話題になっているから不足させれば値上がりしても文句無いだろうと思っているのが必ずいるはず。本当に供給網が寸断されたとか、施設がダメージを受けて無くなったというのは東日本大震災の時ぐらいだと思う。今は人為的な問題だろうな。
3、不足している場所を見つけて、それが世の中のすべてのように語るマスコミの手法。実際、米不足も、米の総量はそれなりにあった。けど、消費者が購入したい安い米が不足して、安いものから徐々に値上がりしたから、「手頃な米がない」となっていただけだったようだ。結果、今は売れ残った高価な米が在庫過多になり問題となっている。きっとナフサも同じなんだろうね。全容を明かにする手間を惜しみ、複雑な説明を避けた中途半端な情報は混乱を起こすだけ。
4、年単位分買いだめした塗装屋さんいますし、メーカー側の値上がり待ちのために欠品のふりしてストックしてる問屋さんもいます。塗装屋さんは1000万近く買ったと言ってました。問屋さんも現場で社名込みで話題に上がってたので本当でしょう。水性塗料はあってもそれ用の下塗り材がないらしいのであんまり意味はないと現場で会った別の塗装屋さんは言ってました。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/88d64887ab3cb6b7fc0dea1d3a0a96b498fedfc6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]